2007/06/09

シンガポール3番目のターミナル


シンガポール民間航空局は、チャンギ空港の第3ターミナルを来年1月9日に開業すると発表した。このターミナルだけで年間2200万人の取り扱い能力があり、チャンギ空港全体では年7000万人の旅客が利用できるようになる。現在競争が激化しているアジアのハブ空港の地位を強化する狙いだろう。第3ターミナルは広さ約38万平方メートルもあり、航空機に直接つなぐ搭乗口は28箇所。最新鋭のエアバスA380も発着できるように設計されている。建設費は計約17億5000万シンガポールドル(約1380億円)をかけている。ターミナルは自然光を採り入れるようガラスを多用したデザインを採用し、壁は5mの高さの「熱帯風」を思わせるようなデザインになっているという。今年の年末にはターミナル自体を開業し、発着のテストを行う予定だ。土産物店や高級専門店など約100店舗、レストランは30以上が入居する予定であるが、他の2つのターミナルと同様、特徴が無いターミナルになるのかどうかは疑問だ。

2007年5月現在の段階では、この第3ターミナルを利用するのはシンガポール航空だけの予定である。しかし、そのシンガポール航空も全部の航空便を利用するというわけではなく、北米、ヨーロッパ、
日本、韓国とオセアニアへのフライトには利用されるが、その他のフライトは現在のとおり第2ターミナルのままのようだ。他のスターアライアンス系の航空会社はすべて2008年1月には第2ターミナルに集められるようである。

資料 : ターミナル3の詳細

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