2008/05/25

リモンチェロ(Siracusa)

南イタリアのほうには、食前酒によくつかわれるアルコールとして、「リモンチェロ(Limoncello)」というのがある。作り方はよくわからないが、レモンの果皮から作ってある結構甘くてアルコール度数は高いアルコールである。レモンのあの独特の香りが印象的でとても飲みやすい飲み物なので、ついつい飲みすぎて、酔っ払ってしまう危険の有る飲み物だともいえよう。飲むときには、気で飲むのではなく、冷蔵庫などで冷やして、何も割らずにそのまま飲むのがいい。

シラクーサにもリモンチェロ専門の店があったので、ここに入ってみた。お土産用としてばらまき土産としても使えるかなとおもっていたからであるが、値段が全然わからないので、値段次第でたくさん買えるか決めようとおもった。税関的には、この手のアルコールは、本数制限があるのだろうか? 路地に面したところに、たくさんのレモンを使ったディスプレイがあるので、これでリモンチェロを売っていないとなると、一体なんの意味があるのか分かったものじゃない。ちょっと少女趣味的な人が営業しているのかなと思っていたら、店員はその想像とは全然かけ離れた髭面のおっさんだった。でも、リモンチェロの宣伝には入り口のディスプレイは大成功だろう。 あまり巨大なリモンチェロを持って帰るのは、さすがにトランクがスカスカだからといって、ワインサイズのリモンチェロを持って買える気は全くなかった。重いし。それで買ったのは250mlサイズのものを買うことにしたのだが、これがまた一番良く売れるサイズらしく、店の中にほとんど置かれていない。1本8ユーロ程度という値段もお手ごろだからなのだろう。おっさんに6本買いたいんだけどーというと、最初は「あいよー」という調子のいいことを言っていたのに、店の中に6本もないことに気付くと、ちょっと焦りだしていた。倉庫や裏に置いてあるのかと思ったら、ないらしい。あちこちに置かれているリモンチェロをかき集めてきて、それで6本にした。うーむ・・・それって、品質的に悪いものが揃っているんじゃないの?とおもいつつも、仕方なくそれで買う。

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