2009/09/05

また台湾へ

突然8月の終わりに1週間の休みを取ることができるようになったので、どこにしようかと迷っていた。前からポルトガルに行きたくてしかたがなかったが、行きたいといっても何の下調べもしていないところに、いきなりポルトガルにいったとしても、なにも感じないで帰ってくることになると思った。そう思ったときに、頭に浮かんだのが、そう、台湾である。困ったときの台湾・・・というのが自分の中の旅行先である。

ところがいつものように台北しか行かないのであれば、それは面白くない。であれば、いったことがないところか、もしくはやったことがないところに行こう。例えば花蓮とか台東とかの東海岸をのんびりと高雄から北上していったら面白いだろうと。

そう考えていたところに、なんといわゆる8・8台風がやってきて、あっという間に台湾の東南部を大被害を残して去っていった。その爪あとと言ったらもう目が当てられないくらいで、台東にいる友達から「高雄からは全く道路も鉄道も繋がっていないから、無理だよー」と連絡が入る。高雄までの様子もわからなかったが、日本にいるときの情報だと、いちおう台湾西海岸は問題ないということらしいので、高雄まではなんとかいけるのだろうと判断した。台湾在住の友人に聞いてみたところ、一応は問題ないらしい。が、お勧めはしないということ。当たるも八卦、当たらずも八卦という思いで、台湾新幹線にも乗ったことがないので、まずはそれを乗るためにだけ高雄に行ってみることを考える。

高雄の後は、本当なら台東へ行きたかったが、東南部は行き場がないので、仕方なく高雄から北上することにしよう。しかし、行ったことがある場所ばかりなので、どこに仕様かと思っていたところ、行ったことがない台湾の都市を発見。それは台中だった。台中は台湾の中でも第3番目に大きな町なのだが、いつもここを通り過ぎるだけしか考えておらず、特に観るべきものはないと思っていたからである。それなら今回は行ってみようと考えた。

それと新竹にも実は降りたことがない。新竹からローカル線に乗って、客家の人たちが多く住んでいる場所に行ってみたいと思っていた。前から台湾に住む客家の人たちのことは気になっていたし、実際に客家のひとの友達は結構たくさん居る。彼等を見ていると本当に優秀で、どうしてそんなに優秀な血筋を生むのだろうかというのが気になっていたのである。何かと中華の世界を仕切っているといわれている客家のひとたちの生活の実態をみるためには行って見るしかないという思いはあったので、新竹の近くにある客家の村にいってみることも思いつく。

そのあとは帰国までは台北なのだが、台北では特にやることはない。行くところもない。まぁ、台北にはたくさんの友達が住んでいるので、昼間は一人で遊んでいても、平日夕方以降になったら友達に会いに行けば良いかなという思いで、適当に昼間は過ごすことにした。暇だなーとおもっていても、実際に台北では楽しいことがたくさんあるので、一人でも実は十分楽しめるのである。

そんな計画をしたところで、実際に日程を考えたところ、下記のような日程として考えることにした。ちなみに今回の飛行機の費用は45,000円。まぁ、普通の価格である。

2009/8/22(Sat) CI017 NRT 14:15 → TPE 16:45
台湾新幹線で高雄へ移動 
        高雄泊
2009/8/23(Sun) 高雄泊
2009/8/24(Mon) 高雄→台中
        台中泊
2009/8/25(Tue) 台中→台北
        台北泊
2009/8/26(Wed)~27(Thu) 台北泊
2009/8/28(Fri) CI018 TPE 14:15 → NRT 16:45

あとはホテルを考えるだけだ。現地で考えても良かったのだが、あいにく到着が夕方になってしまっていることもあり、高雄への移動を考えると夜になるので、それから探すのは大変。そこで日本にいる間にとりあえずホテルの予約だけはしておくことにした。高雄も台北もいつも使っているところでもいいかとおもったが、今回はテーマとして「やったことがないことをする」の会にしたかったので、一度も使ったことがない場所を選ぶことにした。詳しくは別途記載することにするが、各地の宿泊地は次の通り。


高雄:華王大飯店
台中:ホテル・ワン台中
台北:ロイヤル・イン(老爺商務会館)

どこも使ったことがないが、いつかは使ってみようとは前から気になっていたところばかりである。値段も手ごろだったので、選ぶことにした。

全体的に今回の台湾旅行は、ほとんど一人で廻っていたので少し寂しかったこともあるのだが、やったことがないことばかりだったので、基本的に楽しかった。あと台風の後の状況で爪あとが各地であるものかとおもっていたのだが、今回行った所はほとんど台風の後がなかった。また、渡航前は天気が悪いといつも当たらないyahoo天気予報で書いていたのだが、いつもながらお天気男なので、傘の心配は全くなく、むしろ暑すぎて、日傘が欲しいくらいの日差しの日々だった。

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