マルタのゴゾ島の特産といえば、蜂蜜だろう。この蜂蜜、食べてみないと分からないと思うのだが、かなり濃厚である。日本で売られているような蜂蜜があまりにも薄く感じてしまうのだ。ゴゾ島の特産品にもなっているので、いろいろな店で売られているのだが、大体がホームメイドになっているのも驚く。つまり、自分達で蜂蜜を作っているというのだ。どこかの業者が纏めて作って、それを販売しているのであれば納得だが、個人商売で行っているから驚き。だから、はちみつのビンには、特に宣伝らしいものを貼っておらず、むしろ、貼るのも面倒くさいというのが伝わってきそうなものだ。だいたい、ビンを見ただけでは、蜂蜜にありがちな「何の花の蜜からできている」というのが全く分からない。たぶん雑種だろう。
それにしても、ゴゾ島ではどこにそれだけ蜂蜜を作れるスペースがあるのだろうか?ゴゾ島の高台に登ってみても、至る所の風景は、殺風景な荒地と岩の剥き出ししかなく、緑が覆っている広大な農地というのを見たことが無い。
マルタのパンも実は美味いといわれるものであるが、そのパンとこの蜂蜜の組み合わせは、のんびりマルタで暮らすときには最高の贅沢酒肴品だと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿