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東京から一番近いハイキングコースとして名高いものになっているのは、高尾山である。東京の小学生は誰もが一度遠足として通う場所でもあるし、気軽にハイキングが楽しめて、いつ行っても訪問者の要求を満たしてくれる場所として充分担ってくれる場所である。交通の便もとてもよく、車で行く馬鹿は除いて、公共交通機関が発達している東京ならではの便のよさは抜群だ。京王線で高尾山口までいけばいいだけ。実際の山に登る場合には、登山道を歩いていく元気が有る人はそれを使えばいいし、そうではない人でもいけるように、ケーブルカーとリフトという2種類の交通輸送機関が用意されているので、これを使うととても便利である。
11月下旬に発売されたミシュラン・東京版にも何故か高尾山が掲載されているのだが、ミシュラン審査員を、どこかの日本人の馬鹿が連れて行って「おぉ、ファンタスティック!」と言わせたために、高尾山がミシュランに掲載されたのだとおもう。そうじゃなければ、あんなところがミシュランに載るわけが無い。まぁ、連れて行かれた場所だけを「素晴らしい」と選ぶ馬鹿なフランス人も馬鹿だとおもう。
さて、紅葉の時期の高尾山は、東京都内とやはり気温の違いがあるためか、だいたい都心部よりも1週間くらい遅くから紅葉が始まる。ちょうど11月下旬にある連休頃に行った場合には、これから紅葉が始まりますというのが素人でもわかるくらいの紅葉のつき方だった。
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高尾山口に到着したあと、ケーブルカーで中腹部にいこうとおもったのだが、これがまた超満員。普通の日ならほとんど人が乗らないのだろうと思われるケーブルカーも、こういうときには大盛況だ。ケーブルカーは山腹を斜面に沿って登っていくために、もともと車輌が斜めになっている。座っている場合にはあまり気付かないが、車内で立っていると、その斜面の角度がもろに響いてくるので、結構辛い。香港のケーブルカーより角度が急なので、あのケーブルカーをイメージしている人は泣きを見ることになる。
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ケーブルカーを降りたら、そのまま高尾山山頂まで歩くことをお勧めする。途中、サル山があったり高尾山薬王院の神社があったりするので、山頂までの山道も全然苦には思わないだろう。ただ、紅葉の時期だと、夏の富士山登山か豊島園の夏のプールのように、登山客がわんさかいるので、その人混みだけで嫌になるのはどうしようもない。自分のペースで行進する事ができないで、前に歩いている人の歩調に合わせて移動しなくてはいけないのがとても嫌だ。さらに前に子供連れが歩いていたり、よぼよぼの爺や婆が無理して歩いている場合には、さらに遅くなる。
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