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色々なガイドで現地の人も訪れる店として紹介されていたのは、「新峰肉骨茶 (Sun Fong Bak Kut Teh)」である。泊まっているホテルからは、結構近く、ブキッ・ビンタンからはモノレール沿いにしばらく歩いて、モノレールとは違う方向に歩いていくと存在する。
最初に想像していたのは、地元のひともやってくるし、マレーシアの芸能人も御用達としてくる場所だとかいてあったので、それなりに室内の綺麗な場所だとおもっていたのだが、全然想像と違った。屋根は確かにあるのだが、ほとんどオープンテラスじゃないかーというくらい開かれていた。しかし、客はひっきりなしにやってきて、それなりに人気のレストランであることはわかった。
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メニュは日本語でも書いているし、全部絵付きなので何を頼めばいいかわからないということはないとおもう。それにしても最初から日本語メニュがある店に入ったので、ほとんどのクアラルンプールの店では日本語のメニュがあるものだと勝手に勘違いしてしまった。
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それにしてもレストランは流行っているのに、なんでこう簡易なテーブルと簡易な椅子で作られているのだろうか。中華系のホーカーズではありがちな形式で、いかに金を掛けずに儲けるかということに徹しているのは分かるが、客のほうも文句を言わないので、マレーシアもやはり中国人に牛耳られている場所なのかなというのも勘違いした。でも、あとで嘘だと分かる。
この店はバクテー専門の店なので、バクテーを食べない手はない。もちろん注文するのはバクテーだ。バクテーはシンガポールでもおなじみの料理なので、どういうものなのかはよくわかっている。なので、メニュを見なくても「バクテー」と言ってしまう。ここにきて「鶏飯」なんていうのは邪道もいいところだ。
店員は、赤い襟の黄色いTシャツでお揃いで着ている。でも、店以外では恥ずかしくて切れないようなTシャツだ。だって、背中にバクテーの写真が貼ってあるし。
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料理は美味いのだが、なんとなく期待していたような味ではなく、もうひとつ何かが足らないと感じた。隣のテーブルを見ていると、どこかの会社帰りのリーマンたちの集まりが座っていたのだが、そのひとたちもバクテーを注文したところ、味付としてオプションのタレなども注文していたことに気付く。従って、味がいまひとつというのはそれが無かったからだ。あーっ、無知って恥ずかしい。店員も説明してくれよー。
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しかし、ちょっとだけ食べに来るという程度で、他の屋台でも何か食べたいというのであれば、ここでバクテーを頼むのはいいと思う。ここで満腹になるまで食べるというのはちょっと無理なのじゃないかなー。
新峰肉骨茶 (Sun Fong Bak Kut Teh)
住所 No.35,37,39 Medan Imbi, 55100 Kuala Lumpur
電話番号 03-2141-4064
営業時間 5:00-24:00
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