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クアラルンプールには市内を走るモノレールが存在する。それはクアラルンプール中央駅からティティワンサ(Titiwangsa)まで市内の主要な場所を高いところからの車窓を楽しみながら移動できる結構たのしい乗り物だと思う。値段は移動距離によってRM1.2~2.5くらいなので、激安だ。ただ、面倒くさいのは切符を買うには窓口に行かねばならないことだろう。こんだけ近代化しているのに、KLモノレールの各駅には自動切符販売機が存在しない。でも、窓口のお姉ちゃんたちは、地元民や観光客を含めたいろいろな客をテキパキとこなしている。
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しかし、このモノレールは、お世辞にも便利な乗り物かどうかは疑問だ。
まず一番最初に思ったのは、始発駅のクアラルンプール中央駅なのだが、これは、有名な国鉄のクアラルンプール中央駅からKLモノレールの駅までがめちゃくちゃ離れているのである。最初は、日本の大きな駅と同様に私鉄線に乗り換える場合には、駅構内のコンコースでも歩いていけば乗り換えられるのかと思って、クアラルンプール中央駅の中を歩いていくのだが、全然モノレールの駅がない。表示看板もないので、一体どこにいけばいいのだ?!と思いつつ、なぜか遠くのほうにモノレールの線路が見えたから、そちらに向けて歩いていけばいいだろうとおもい歩いていったが、いやぁ、あの遠さは異常だ。なぜ中央駅まで高架を引っ張ってこなかったのだろうかと疑問に思う。土地がないわけじゃないと思うのだが、そのうち中央駅に隣接するように駅を改めて作ってもらいたい。
KLモノレールのクアラルンプール中央駅は、そんなこんなでへんな場所に存在するのだが、またこれがとても始発駅なのかどうかよくわからないくらい雑念としている。なぜかというと、まだ工事中なのではないかというような建材があちこちに残っているからだ。
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KLモノレールは羽田空港にいくようなモノレールを想像してもらうと全然ダメだ。なにしろ2両しかないのに、人が結構乗っているからである。また、終点駅まで乗ったのであれば、乗客は総入れ替えで強制的に降ろされるという形式を採るのかと思っていたら、これが全くない。座りたい乗客が最終駅まで乗って、そのまま座って目的の駅に行くというとんでもないようなことをするのが多いからである。というのも、モノレール自体が高い位置で街中を通っているから、その景色がとても気持ちがいいからだということも理由になるのだろう。だが、座っていると、景色なんか見えるわけがないのになー。
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