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ブギスにあるブギスストリートの奥にもフードコートが存在するのは、ずっと以前にブギスをふらふらしていたときには気づいていたが、結構地元民にも人気な店が詰まっているフードコートだとは知らなかった。フードコートの名前は「アルバート・センター (Albert Centre, 雅柏中心)」である。
結構このフードコートはたくさんの店から形成されており、ブギスにはシンガポールでも有名な関帝廟が存在するために、そこにお参りをした帰りの人たちが立ち寄ることでも有名なために、昼間からたくさんの人がここでご飯を食べている。
その中でも今回選んだのが次の通りである。もちろん、この量と品数では、昼ごはんのつもりだったに決まっている。
・宏昇鶏飯 (白斬、焼鶏飯、それぞれ 2.50 SGD)
・水粿(4個 1.00SGD)
・新新豆花水 (豆花水 1杯 0.80SGD)
まずは、チキンライスであるが、2種類のチキンがあったので、両方とも頼んでみた。ひとつは一般的なチキンライスに使われる蒸した鶏の肉を使ったもの。もう1つは表面をカリっと焼いた、まるで北京ダックにでもなるような皮のやけ具合になっている鶏肉だ。それぞれの良さが凝縮されているものであったので、どちらも美味かった。個人的な感想でいえば、やっぱりチキンライスの肉としては蒸しただけのほうがすき。なんといっても、チキンライスの一番美味いのは、鶏肉ということはもちろんだが、鶏のスープで炊いたご飯である。これに鶏肉の美味いところが全部凝縮されているのではないかとおもう。
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今回初めて食べたものが、水粿という名前のおやつ感覚で食べるものだ。潮州語が起源となっていて、発音としては「チュークエ (Chwee Kueh)」という。見た目は、なんだか大根に刻んだ野沢菜でも乗せたようなものに見えるのだが、全然違う。大根のように見えているのが、実は上新粉とタピオカの粉を併せて水で溶いて、固めたものである。だから、食感がとてもモチモチしているし、さらに単なるもち米とは違うので、味付けを好きに付けられるというところが良い。上にトッピングされているのは、これも店によっては全然違うと思うのだが、だいたい葱を刻んだものとニンニクは定番のようだ。あとは、これに野沢菜みたいなものを付けたり、煮干の刻んだものを入れたりするものが使われたりするのだろう。いずれにしろ、おやつよりはちょっと重い食べ物だ。
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豆花水というのは、いわゆる豆乳のこと。一時期日本でも豆乳ブームがあったのだが、昔ほどは全然巷では騒がれなくなった。シンガポールだけではなく、台湾や香港のようなところでも朝ごはんの定番として、豆乳を牛乳の代わりに飲むという習慣が華人社会には存在する。個人的にも牛乳よりも豆乳のほうが飲みやすいと思う。しかし、豆乳の大豆臭い味が嫌な人は、いつまで経っても好きにはなれないだろう。
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