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今回のシンガポールではひとりで宿泊するので、できるだけ金のかからないところにしたいと思ったのだが、結局ひとりで泊まっても1万円を下ることができなかった。ホテル直接のサイトから予約した場合でも、
旅窓から予約しても値段が変わらなかったので、今回は旅窓から予約した。しかし、旅窓からの予約の際には、現地到着時間やホテル側に事前に伝えておきたい場所がないのが不便で、今回のような深夜帯に到着する場合には、あまりにも遅い到着の場合、予約がキャンセルにされる場合があるから、なんらかの方法を使って到着が遅いよーということは伝えたかった。結局出発前にホテル側に電話をかけて、ユナイテッドの便で何時ごろにホテルに到着するということは伝えた。
空港からホテルは、深夜帯だったのでタクシーで移動するしかない。早速乗り込んでハイウェイをぶっ飛ばしていくのだが、ほとんど車が居ない道路というのも珍しいと感じた。今回の
ランドマーク・ヴィレッジ・ホテルは以前はゴールデン・ランドマーク・ホテルといわれたところで、タクシーの運転手に対しては今の名前を伝えるより旧名を伝えたほうが分かりやすい。今回も空港からホテルに行く際には、旧名をタクシーの運転手に伝えることですんなり行くことができた。
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ホテル到着は深夜だったので、ロビーは閑散としていた。チェックインのときは、旅窓経由で予約はしていたのに、ホテル側は「朝ごはんは居る?」とか聞いてきた。食べるつもりは全くなかったので最初は要らないつもりで居たのだが、朝ごはんを付けると室内のネットが無料になるといわれたし、もし朝ごはんを食べるのであれば、エグゼクティブルームなので19階にあるところで食べられますというのを言われた。まぁ、それでもいいかなと思ったので、当初の部屋とは違うタイプの部屋にしてもらった。値段は最初は140SGDだったのを180SGDになった。部屋は18階のExecutive Club Roomである。
さて、部屋の中に入ってみたのだが、部屋の大きさはちょっと広い。ここにひとりで泊まるには少し広すぎる気がした。荷物も小さめのトランクでしか持ってきていないので、荷物を全部広げてもたいした広さを占有しない。ベッドは中央にダブルベッドの大きさだった。ベッドの硬さも枕の柔らかさもちょうど良かった。
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テレビは薄型のデジタル放送対応のタイプであり、このホテルでの受信チャネルは、宿泊者のニーズに合わせているのだろうが、結構各国語の衛星放送が受信できたりする。ワールドカップ開催前に、シンガポールでは試合の受信料の高騰のために、一般家庭では見ることができないほどの値段をつけたのにも関わらず、このホテルではワールドカップの試合は全部見ることができた。NHKの海外向け放送についても受信できたので、日本語放送が恋しい場合にはNHKを見ることができる。朝日系列の衛星放送は見ることができないのは確認した。
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浴室のほうに行ってみた。洗面台はとても小さい。これはちょっと不満足だ。アメニティはシャンプー類のような最低限のものは揃っていたので、特に問題はない。洗面台が小さいので、物を置く場所がなくて困った。浴槽はまぁまぁの大きさなのだが、残念なことに、湯量には限界があるようで、遅い時間に帰ってきて、温かいお風呂でも入ろうかとお湯を張ろうとしたところ、全くお湯が出ないときがあった。もちろん、普通のときにはお湯は出る。お湯が出ないというのは、寒い時期だったら死んでしまいそうになるので嫌であるが、ここはシンガポールなので、多少温いお湯しか出ない場合でも、いちおう許してあげよう。
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テレビのある台はネットに接続ができる環境が用意されているし、コーヒーメーカも用意されているので、これも必要最低限のことはできるとおもう。ただし、ネット環境は非常に遅いため、いやになるほどデータをダウンロードするのに時間が掛かる。だから、大量にデータをダウンロードするようなことは、このホテルでは不適だと思う。単なる閲覧だけをするのであれば、問題ないだろう。
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部屋では1つ問題があった。なんと、部屋のなかに小さい蟻が存在したのである。なんか変なものが動いているなとおもっていたが、まさか18階のフロアに蟻がいるなんて思わなかったので、思わず「殺虫剤くれ!」と言いたくなった。おかげで部屋の中で蟻に噛まれることになって、少し嫌になった。シンガポールは蚊さえも少ないところだと思っていたので、安心しきっていたが、ホテルによっては持ち運び用の殺虫剤を持っていくべきだということが今回の旅行で認識できた。ここはやっぱり熱帯のシンガポールなのである。
なお、ホテルでは朝食を全く摂らなかったので、朝食がどのようなものを提供するのかは分からない。ましてや、エグゼクティブルームの様子についても、結局滞在中は全く使わなかったのでどういう様子なのかということも分からない。
ただ、このホテルの全体的な雰囲気としては、インド系の人の宿泊客が多いところだということだけは良くわかった。何度か部屋に戻った際に、必ずインド人の団体客に遭遇していたからである。おそらく、ブギスというロケーションの関係があるのだろう。ブギスはリトル・インディアに近いところであるため、インド系の人が観光・ビジネスのためにシンガポールにやってきたときに、ついでに親戚類や友人がいるリトル・インディアで出会うために便利な場所だからという理由で、このホテルを選択しているのだろうと考えられる。もう1つ、インド系のほかに、インドネシア人のようなムスリムの観光客にとっても、このホテルは利用しやすい場所のために、多くのひとが利用しているということがわかった。またこれもロケーションの関係なのだが、ブギスはアラブストリートが傍にある。そのアラブストリートには、有名なモスクが存在しているので、このモスクで礼拝することをしたいと思っているインドネシア観光客が多いのかもしれない。実際になぜこのホテルを選択したのかというのは、ヒヤリングをしたわけじゃないので分からない。
Landmark Village Hotel (Former Golden Landmark Hotel)
URL :
http://www.stayvillage.com/landmark/index.aspx?page=homeAddress : 390 Victoria Street, Singapore
Tel : +65 6297 2828
Fax : +65 6295 4332
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