2012/03/30

エバー航空がスターアライアンス加盟

台湾の航空会社エバー航空(長栄航空)スターアライアンスに加盟するというニュースが飛び込んできた。しかし、前から予兆として、全日空と提携したりしていたので、そのうちスターアライアンスに加盟するのだろうと思っていたのだが、とうとうこの日が来たのかと感慨深い。

台湾には2つの大きな国際的な航空会社がある。ひとつは今回のニュースが発表になったエバー航空だが、もう1つは中華航空(チャイナエアーライン)である。台湾に行くにはこの2つの航空会社を使うのが本数も多いし、東京以外に住んでいる人にとっても台湾に行くには便利な航空会社である。航空路線も2つの会社で競争しているところなのだが、チャイナエアーラインのほうが先に世界的な航空会社連合に属したことが今回のエバー航空の加盟に大きく影響しているのではないだろうか?チャイナエアーラインは、デルタ航空エールフランスが加盟するスカイチームに加盟したために、スカイチームのメンバーカードを保有している人たちにとっては、チャイナエアーラインをすごい重宝して使っていたのではないだろうか?しかし、エバー航空はあまりどことも連携を取っていなかったので、台湾の人たちにとっては身近な自国の航空会社だとは思っていても、日本にとっては頻繁に海外渡航する人にとってはあまり乗ることは無かったのではないだろうか?全日空と連携することでちょっとは乗客が増えたかと思うのだが、それでも知名度がイマイチ低い。

今回スターアライアンスに加盟することになって、エバー航空の知名度は日本では格段に上がっていくのではないだろうか?そして、いま大人気の渡航地になった台湾は、日本のあちこちから直接行くことができるようになったので、大変便利だ。自分もこれまで台湾には頻繁に行っていたが、そのたびにカードを持っているJALか、スカイチームと提携した中華航空のどちらかを選んでいた。全日空を選ばなかったのは、全日空に乗っても半分しかマイルが格安航空券だと半分しか溜まらないから乗る気が全くしないからである。ここでエバー航空がスターアライアンスに加盟したとなると、たぶん第一選択としては現在シンガポール航空のクリスフライアのカードで溜めているため、エバー航空を絶対選ぶことになるだろう。

しかし、いままでエバー航空には乗ったことが無い。中華航空はCAのコスチュームも、機内サービスも、もちろん機内食も第一級品だったので、文句のいいようがない。本当はヨーロッパにいくときにも中華航空でもいいかなとおもったくらいであるが、マイルゲッターとしては一番多く取れる方法を選択したいものである。エバー航空は台湾人に言わせると、中華航空よりサービスがいいというのと、機体自体が新しいから良いという話をよく聞く。これで台湾にいってみたいところだ。東京だと成田からも羽田からもどちらからも出発しているので、中華航空を選択するときと同じ基準で選べるところが嬉しい。

そして、台湾の航空会社がスターアライアンスに加わったことで便利になったのは、もちろん台湾国内線の利用も可能になったことも大きいのだが、中国路線に行くときに中国の航空会社なんか使わなくても良い事と、それとウィーン便があることだ。これまでウィーンにいくには、オーストリア航空の直行便か、ヨーロッパの航空会社でゲートウェイになっているどこかの空港を経由してウィーンに行くしかなかった。今回のエバー航空によって、台北経由でウィーンにいけるという選択ができたことは、ハプスブルグ家領土探索を楽しんでいる自分にとってはとても便利な航空会社になるだろう。シンガポール航空でもウィーン便ができれば良いと思うのだが、まだまだ金の匂いを中欧に感じていないシンガポール人には難しいことだと思う。

ただし、1つわからないことがある。エバー航空が正式にスターアライアンスのメンバーとなって、スターアライアンスのマイレージカードを保有している人たちが、そのマイルを得るのに利用できるとか、ラウンジを使えるとか、そういう恩恵はいつから受けられるのかというのをニュースリリースを見てもよくわからない。2013年半ばっていうことくらいしか書いていないのがちょっと残念。まぁ、そのうちエバー航空も加入するくらいだろうということで意識しておこう。

エバー航空(長榮航空)
URL : http://www.evaair.com/html/b2c/japanese/
ニューすリリース : http://www.evaair.com/html/b2c/japanese/eva/News/2012/StarAlliance_JP

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