2013/02/02

初めてのポルトガル行きを計画中

今年のゴールデンウィークはどうしようかと考えてみた。今年のゴールデンウィークは中3日お休みすれば、なんと10連休が取れるというスペシャルな日並びだ。これだけ長い休みを取れるのであれば、やっぱりヨーロッパに行きたい。昨年はゴールデンウィークも夏休みもなぜかオランダに行ってしまったのだが、まだまだヨーロッパには行くべき場所がたくさんあり、行ったことがないところもたくさんある。だから、今年は行ったことが無いところばかり行ってみたいと思った。ポーランド、フィンランド、スイス・・・。オランダに行ったときに、プロテスタントの地域は街並みが綺麗かもしれないが、あまりにも簡素しすぎてつまらないし、教会なんかも公民館化しているために、宗教的施設というイメージが全くなくてつまらないなという印象はあった。だから、今度行くのであれば、カトリックかまたはオーソドックスのところの場所なら行きたいと思ったわけである。

そんな未踏の地として今度行こうと思ったのが、イベリア半島の端っこのポルトガル。ポルトガルと日本の関係は昔はかなり濃密だったのは歴史を勉強したことがある全日本人ならわかること。だけど、ザビエルがやってきたとか、種子島に銃を持ち込んだというようなことは知っていても、それ以降、ポルトガルと日本の関係がなにか親密的になっていたかというと、全くその事実は知らないし、ポルトガルの位置と国があることは知っていても、ポルトガルには何があって、なにか特色のあるものがあるのか?と言われると全く知らないところである。最近ではサッカーブームであることも手伝って、フィーゴのような大スターを輩出したサッカー強豪国であるということは知られるようになったが、ポルトガル語を話すブラジルは注目度が高くなったとしても、その本国であるポルトガルなんかは全く誰も注目していないし、PIIGSと呼ばれるヨーロッパの経済的にダメな国の1つに名を連ねているくらいどうしようもない国として注目されているところだ。

しかし、この国、かつてはスペインと世界を二分するくらい勢いがあった国であり、あちこちにポルトガルの息が掛かった土地を作り上げた土壌の本丸である。特にアジアにはポルトガルと密接があった場所が結構多い。台湾を「イラ・フォルモーサ」と呼んだことも有名だし、マカオは中国に併合されるまでポルトガルの植民地だったし、港町のマラッカもポルトガルの土地だったし。インドの西海岸もポルトガルの植民地として君臨していたところである。アジアはポルトガル、南米はスペインがその領土獲得のために大航海時代を駆け巡ったところだ。

そういう歴史は知っていても、ポルトガルのことは全く知らない。知らないからには是は行ってみないとどういうところなのか判断も出来ないし、変な偏見だけが入って、正しくその国を知ることも無いだろうということと、カトリックの国であるからには、絶対ご飯が美味いし、派手好きだし、荘厳な様子も絶対街角には普通にあるだろうと期待する。

ポルトガルには興味は前からあったとしても、行くきっかけが全く無かった。だいたい日本からの直行便はないし。必ずヨーロッパのゲートウェイ都市を経由しなければならないという面倒くささがあるから、ちょっと遠のいたのだが、そうはいっても、直行便が存在しないがハンガリーやチェコにもいったことがあるわけで、直行便が存在しないから行かなかったというのは理由にならない。どうも、昨年のプロテスタント国・オランダの簡素すぎる雰囲気があまりにも拍子抜けしたからかもしれないが、その反動でコテコテのカトリックの国に行きたかったのかもしれない。

今回のポルトガルに行く方法としては、直行便がないために、どこの都市を経由しようかまずは迷う。フランクフルトやバルセロナとかパリなんかも考えたのだが、いつものごとくヨーロッパまではシンガポール航空で行くことにしているので、そのヨーロッパ到着都市をどこにするかで決まる。しかし、ロンドン以外の都市の場合、結構乗り継ぎが面倒くさいくらい掛かるということと、ロンドン行きの飛行機は結構便数が多いために、これに乗れば結構便利にいけるということがわかったから、今回は一度も経由地として使ったことが無いロンドンを経由することにした。

ロンドンを経由地にしようと思った理由はもう1つある。イギリス料理のマズさについて徹底的に調べようと思ったからである。イギリス料理のマズさは世界的に有名だが、それでも最近ロンドンにはうまいレストランができたという。でも、それはイギリス料理ではなくて、フランス料理やイタリア料理などイギリスではない料理を提供しているところであり、純粋なイギリス料理はイギリス人でさえも不味いと言わしめるものだから、きっと味にきびしい日本人からからするとすごい不味いんだろうと想像していたからだ。名探偵ポアロがドラマの中で「イギリスには料理はありません。食べ物しかありません。」という名セリフを口走っていたが、まさしくそのとおりなのかを調べてみたかったのだ。おまけにポアロは「イギリス人がチーズを作ったら、あたしは本国のベルギーに帰りますよ」と言わしめるくらい、料理に対してイギリス人は未開の土地の人間以下のようなところなのだとポアロは言っているのだ。せっかくロンドンを経由するなら、1泊してそのクソ不味いと言われる料理を食べて「やっぱりまずいね」と納得してみたいところなのだ。

行きにロンドンで1泊するか帰りにするかは悩むところだったが、ポルトガルでお土産になるようなものが無かった場合には、ロンドンに後で行けば、なにか見つかるだろうというと思ったので、そのためだけの理由であとにロンドンで1泊するような旅程を計画する。そのロンドン滞在時に不味い料理を提供するレストランを探して、そこにいってみたいのである。

よって今回の旅程としては下記の通りで行こうと思っている。

■往路

04/27 SQ633 HND 00:30 → SIN 06:30
04/27 SQ308 SIN 09:05 → LHR 15:30
04/27 TP357 LHR 18:30 → LIS 21:10

■復路

05/04 TP352 LIS 10:10 → LHR 12:50
05/05 SQ317 LHR 11:30 → SIN 07:20+1
05/06 SQ12  SIN 09:25 → NRT 17:30

行きは羽田から、帰りは成田到着という航路にしてみた。連休の前日に会社から帰ったらそのまま羽田に行って、高飛びするという理想的なことをしてみたかった。それが出来るのは、実は今回ロンドン経由にしたからであり、シンガポールからロンドンへの路線は1日に数本あるから、乗り継ぎが便利だったわけである。他の都市経由だとすると、シンガポールを夜中に出発する便しかないために、羽田から出発すると、早朝の何の店も開いていないシンガポールの街並みをみてもつまんないだけだし、普通に成田から行くということのほうがまだマシだが、成田にいくのが面倒くさいといういい所と悪いところが重なるものなのでいつも不満に思っていたのだ。帰りも羽田にするとすごい楽になるのだが、羽田到着になる場合には、ヨーロッパに滞在している時間がちょっと短くなるという難点がある。さらに日が変わる寸前の夜に羽田に到着する便を選ぶということもないことはないが、それだと羽田から家に帰ってくる場合、空港バスがなくなってしまうという難点があるから、それだったら、帰りは時間を気にする必要がない成田でいいじゃないかとおもうわけだ。車で羽田にいくなんて、疲れているのに運転するなんてバカバカしくていやだからである。また、初めて、スターアライアンス系列のエアー・ポルトガルにも乗ることになるので、これも楽しみだ。

泊まるところは滞在中はリスボンだけしか選ばなかった。リスボンからいろいろな街に行くことにしようと思ったからである。荷物を持って移動する事自体がイヤだからだ。リスボンから第二の都市ポルトまでも片道3時間半程度でいけるわけで、朝早い便の電車で行けば何の問題もない。結構調べるとリスボンの周りも日帰りで行くべき場所がたくさんあったからだ。ポルトガル初めての回なので、まずはリスボン周辺だけでもいいからじっくり回ろうとおもったし、これで気に入ったら、今度はポルト中心に回ってもいいかなとも思うわけだ。たぶんポルトガルは気に入ると思う。そういう国だということは想像できるので、あのつまらないとおもっていたオランダさえも連荘で二回も行ってしまったのだから、たぶんポルトガルは何度も行く場所の1つになることだろう。

従って、今回のリスボン滞在は1つのホテルにしたわけだが、これもいつも使っているホテルチェーンである、シェラトン・リスボン・ホテル&スパというところにした。部屋などのついては実際に泊まってからこれは報告したい。

ポルトガルに関する本は実は結構出版されている。こちらについても渡航前には片っ端から情報収集のために読みこなしておきたいと思う。ただ、それと同時に全く知らないポルトガル語についてもちょっとは勉強してみようかとは思うが、間に合うだろうか?そこは、ポッドキャストの「地球の裏側ニュース」でポルトガル語を少し知ってみようかと思う。

Sheraton Lisbon Hotel & Spa
URL : 公式サイトはこちら

地球の裏側ニュース
URL : 公式ブログ

TAP Portogal Airline
URL : 公式サイト

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