2012年のクリスマス時期に行ったサイパン渡航は、勝手にサイパンがある場所は「北マリアナ連邦共和国」でアメリカ統治下であるグアムとは違う国扱いだと思っていたのを間違っていたということに気づいたのは、「サイパンに向けた入出国審査 」の項目で記載したとおりであるが、サイパン到着時は既にアメリカ領土内に来ているため、単なる国内移動と同じ扱いになるから、全くと言って良いほどなにもなくすんなり外に出ることができた。
サイパンの空港はサイパン島の南西部に位置するのだが、空港と市街を結ぶ道はそんなに混むことは無いので、自分たちが泊まったマリアナ・リゾート&スパあたりからタクシーなどの車で移動したとしても20分もあれば到着する。それも渋滞なし。バンコクのように時間を気にして移動するということはないことは幸いだ。
サイパンの空港自体はそんなに大きくない。一度に乗り降りするひとの数も少ないからなのだろう、空港の設備として飛行機に乗り降りするときにはタラップを使うことになる。ボーディングブリッジはここにはない。だから、飛行機と搭乗ゲートの間は歩くことになるので、昔ながらのタラップを使って乗り降りするということを経験できるのは楽しいと思う。
出発の時には、チェックインカウンタはそんなに広いわけじゃなく、出発2時間前くらいにならないと開くことは無い。あまり早く行っても仕方ないので、ここはホテルを出発するのを乗る飛行機が出発する2時間前くらいに出るとちょうど良いかもしれない。事前座席は登録していたようなものなので敢えて早く行く必要は全く無い。
サイパンからグアム経由で日本に戻るとき、パスポートのチェックはこのサイパンで行われるサイパンとグアムはどちらもアメリカで管轄しているから、アメリカ領土内から最終的に出て行くときにチェックを受けるという仕組みではない。グアムは単なる経由地であるということは情報としてもっているために、出発時のところでチェックを受けることになる。でも、サイパン便を運行している飛行機はなぜか夜中や早朝の便ばっかりなので、空港職員のひとたちもその時間帯に対応しなければならないから結構大変だなーとは思った。
チェックインを受けたらあとは飛行機が飛ぶまで勝手に時間を潰すことになる。サイパンの空港にもいちおうラウンジは存在する。が、それはデルタ航空のラウンジだけだ。ユナイテッド航空のラウンジはこのサイパンには存在しない。だから、普通の乗客と同じように時間つぶしとしては空港内のそんなに大きくないDFSで買い物をしているか、早朝に出発するためにすごい眠い状態になっているだろうから、仮眠を椅子の上でするなどをして時間を潰すしかないだろう。でも、いちおう一番大きい待合エリアにいくと、コーヒースタンドもあるし、アメリカらしくドーナツスタンドもあったりするので、飲み食いするのに困ることは無い。朝早い時間であっても、ちゃんとそこは開店してサービス提供しているから素晴らしい。
そういえば、サイパンのDFSで見つけたのだが、変なキャラクターがあるのを発見した。絶対そのキャラクターは日本人が付けたんだと思うのだが、名前は「サイパンだ」。角を持ったサイとパンダ柄のミックスをした、ナメてるでしょ?というようなキャラクターである。サイパンはこれを全面的にリラックマみたいに押し出しているみたいなのだが、残念ながらサイパン自体の地位が日本人にとって落ちているので、さっぱりその人気は一向に上昇する予定がなさそうである。だいたい、こういうキャラクターを作ったところで日本人には「オヤジギャグに近い」と笑って飛ばせるようなものでも、同じように観光客として来ている韓国人や香港人、台湾人のような人にとっては、キャラクターは認識したとしても、なんで「サイパンだ」と言うのか?ということの可笑しさにはきっと気づかないことだろう。正直、このときこのサイパンだの存在には気づいたとしても「なに、これぇ~?」と可笑しいものを発見した声は上がったとしても、それを敢えて買おうとする人は見なかった。サイパンだ、いまいち人気なしだ。
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