2012/03/13

学校行かずにフランス語!(Podcast)

フランス語を使うような職業でもないし、フランス語が公用語のようなところに頻繁にいくわけじゃないので、フランス語を習っても、使わないとだんだん言葉を忘れてくるのは仕方ない。たまに耳にフランス語を入れておかないと、いざというときには、全く言葉が口から出てこないのだが、基本的に旅行のときにしかフランス語なんて使う機会がないので、真剣にどこまで覚えておくかというのは個々の使用頻度によるのではないだろうか?別に学生時代にフランス語を履修していたわけじゃないのだが、なんとなくフランス語の流れるような言葉が、音楽のメロディを聴いているようなものだったし、学生の時には結構ねっとりとしたフランス映画が好きだったこともあったので、自分でフランス語を勉強してみようというのがフランス語と接する機会ではあった。

以前、フランスのニースに行ったときに、バスに乗って目的地に行こうと思ってバスに乗ったのはいいが、どこでバスを降りたら良いのかわからなかったので、目の前のおばさんに「どこで降りたらいいですか?」という単純なフランス語が出てこなくて「もっと普段から使っておけばよかった」とすごい後悔した事が有る。なにしろ、フランスのリゾート地で英語を使うなんて「こんなところ来るなよ、乞食!」と思われているのと同義だからである。たぶん、ちゃんとした文章じゃなく、思い出せる限りの単語を並べておばさんと会話をしていたんだろうとおもうのだが、その心意気を買ってくれたようで、おばさんも快く教えてくれた。もちろん、返答もフランス語。

帰国後、ちょっとは趣味でもフランス語をちょっとずつ覚えておこうと思ったことがある。どうせ、ベルギーあたりのところならまた行くだろうと思っていたし、ヨーロッパではドイツ語かフランス語が使えれば、どこにいっても問題ない。英語よりも通じる言語なのだ。

一言表現をたくさん知っていれば、それのどれかを応用すればなんとか使う場に出くわすことが可能だ。そういう表現ばかりを紹介しているポッドキャストがある。「学校に行かずにフランス語!」である。

最近は更新が全くなくなってしまっているのだが、それでも表現されている文例はかなり多い。NHKのラジオ語学講座のように、全体の会話があって、そのあとに1フレーズずつの表現を紹介しているというタイプなのだが、決して途中で解説が入るということはない。あくまでも、会話主導であり、文法表現やほかに言い方としてこういう風に言いますという例は全くない。登場人物2人の会話をそのまま表現しているだけなのだ。詳細の解説に付いてはサイト内のところに文章で書かれているので、そちらを参考にするのもいいのだが、ポッドキャストのほうも、iPod touch のようなものを使っていれば、touchにいま流れている表現を文章化してくれているので、それを見ながら表現を勉強するということができるというのも便利である。

そもそもこのポッドキャストは、赤ちゃんが言葉を覚えるようにフランス語を覚えていこうという趣向のもとに始めたようなサイトで、さらにいうとポッドキャストは派生的に生まれてきたもののようだ。最初はサイト主催者のひとがフランス語を学びたい一心でいろいろとフランス語とフランス文化についてを作っていたところ、じゃ、会話も音源でやればいいんじゃないのか?というところか始まったみたいである。まったく有り難いことだ。だから、音声としてポッドキャストを、そして文章でサイトを見れば、フランスの世界に浸ることができるというものである。こういうサイトを作る人たちは本当に素晴らしいと思うのだが、ほぼボランティア的な精神がないと長く続かないのだろうと思う。スポンサーがつくと、内容がつまらなくなるのがオチなのだが、まだそこまではないようだ。

学校行かずにフランス語!
URL : http://ecole.kikounette.biz/

0 件のコメント: