2008/03/29

春先の北海道へ

春前の飛び石連休のときに、本来なら台湾に行きたかったのだが、こういう短期間の場合には、やはり短距離にいくひとが多いと見えて、早い段階から台湾行きの飛行機が全く空きなしの状態だった。しかしどこかにいってみたいという衝動的な気持ちはあったし、さらに、5月末まで使えるANAの株主優待券をこのままだと使わずじまいになってしまい、また、チケット屋の大黒屋で2000円程度で買われるというのだけはつまらない。5000円以上で他人に売るか、自分でこれを使ってしまうかということになる。株主優待券を使うとすると、出来るだけ、距離が遠く値段が高いほうがお得感があるので、そういう場所を選んでみた。といっても、2月に札幌に行ったばっかりだったので、今度は南のほうに行ってみたいともおもっていた。しかし、これといって、行ってみたいと思うところがない。前からちょっと気になっていたところがあったので、それを選んでみた。それが今回の函館・登別である。

登別は温泉地としてもとても有名な場所であるし、それ以外にもクマ牧場があるところでも実は有名だ。最近では香港人・台湾人の団体観光客が多く来ており、それらの観光客が札幌に泊まらず登別に泊まっていると言う話もよく聞いていた。それだけ登別の温泉の室はよく、また観光地らしい観光地としてもってこいのところらしい。函館のほうは、香港と並ぶ夜景が綺麗なところとしても有名なところであるが、鎖国後の日本で開港した場所の1つであるために、開港直後の洋館がたくさん有る場所としても有名であるし、最近は函館の朝市がなぜか有名になってしまい、それを目当てに訪れるという人も多いらしい。あとは、函館といえば、五稜郭であり、新撰組ファンのひとたちは必ずといっていいほどここを聖地のようにみなして訪れていることだろう。北の大地にはまだまだ見るべき場所がたくさんあるので、まだ北海道は寒いとは分かっていたのだが、この際だから1人だけども行ってみようと強行してみた。

航空券は「行こう」と決めたのが1週間前だったということもあり、席数も少なかったのだが、幸運にも好きな時間帯の航空券を行きも帰りも取ることができた。しかし、2、3日前になったら、これらの航空券も空席なしの状態になっており、ちょっと早めに予約しておいて良かったと思った。今回の飛行機は、行きは札幌まで、帰りは函館から帰ることにした。登別というのが札幌と函館とどちらが近いのかとJRの時刻表で調べてみたところ、実は断然千歳空港に近いことがわかったので、行きは札幌にしてみたのだ。これはなかなか後で考えると成功だったのではないかと思う。

のんびりと10時くらいの飛行機で札幌に行こうと取ったのは良いが、行きの空港までのバスでいきなりハプニング発生。ハプニングといえども、そんな大した事ではないのだが、乗客の1人がなんと財布を忘れたらしく、バスの乗車券は前もって買っていたが、それ以外の金を持ち合わせていなかったらしく、家にいた嫁に電話を掛けて「財布持ってきてくれ」と電話している。おいおい、あと3分で出発だというのに、嫁なんかくるのか?!それより、降りて次のバスにのれよー、馬鹿!とおもいつつも、他の乗客はこの馬鹿乗客のために大人しく待っている。これはラテンの国や中国だったら、絶対に暴動を起こっているか、ボコボコにこの乗客を殴っていたことだろう。バスは予定より10分遅れて結局のところ出発できたし、空港までなんの問題もなく到着した。これが、もし何かしら高速道路で事故があったりして遅れた場合、絶対この馬鹿乗客のことを乗っていたほかの客全員が呪っていたことだろう。

しかし休みの時には、やはり空港はたくさん人がいるので、この混雑振りを見ると、まだまだみんな経済的には余裕があるんだなーと感心する。遊べるということは良いことだと思う。

0 件のコメント: