函館のレストランとして必ず行くべきところといえば、函館の人なら誰でも知っている「五島軒」だ。しかし、五島軒でご飯を食べるというと、どうやら「カレーを食べにいったのか?」と聞かれるのは何故だろう。それだけ、ここ五島軒はカレーであるというほど代表的なものになっているのだろうか。実際に注文したのはコースだったのだが、それにカレーはついていた。しかし、ここがカレー屋だという印象は全然無かった。カレー屋というと、神保町にたくさんある激戦カレー屋を想像するか、またはファーストフードのカレー屋を想像してしまったりする。雰囲気からして全然五島軒は違うから、実際に訪れてみても未だにここがカレー屋という印象は持てない。
さて、この五島軒はアンテナショップが函館にはかなり色々あるようだが、実際にレストランとして使えるところはここだけのようである。山手地区の良い場所に立っているのだ。場所はわかりにくいかなーと地図を持って歩いていたのだが、これだけ立派なレストランであれば建物もかなり立派であることは常識のようで、心配するまでも無かった。
一人でこの手のレストランに来るとなんとなく寂しい気がするが、店の中の雰囲気は浅草にある電気ブランとしても有名な神谷バーのレストランフロアのような感じだ。上品な洋食屋さんという言い方をしてもいいと思う。明治12年から営業しているだけの老舗を醸し出しているだけのことは有る。
ここでは単品料理も選ぶことができるのだが、せっかくなので、ここではコース料理を頼むことにした。持っていたガイドブックでは、オムライスが美味そうに写っていたのでそれにしたいな-と思ったのが、ここでオムライスだけというのは気が引けたので、思い切ってコースを選んだというのが正直なところ。
まずはボルシチ。ロシア風に少しサワークリームが載せられている所がアクセントだ。
グラタンと牛ヒレがミックスとボイル野菜の組み合わせもなかなか美味い。このグラタンも上品な味がしたところが人気なのだろう。
サラダはいたって普通なのでコメントしようがない
カレーはここの代表的な料理であるようで、甘すぎず、辛すぎず、まるでハヤシライスのような味がした。こんなカレーだったら何杯でも食べられるなと思った。それだけ五島軒のサテライトショップではカレーをお土産用として売られているんだと納得する。
この後はデザートとして、レモンのシャーベットが出てきたのだが写真を撮るのを忘れた。
そのあとは、五島軒でのお土産にもなっているボルボローネとコーヒーのセット。このボルボローネは、アーモンドが入ったクッキーとしては食べやすく上品な味がする。食べた後、絶対買いたいと思ったので、次の日函館駅あたりをうろついていたときに、五島軒の出店があって、そこでこのボルボローネを買った。パッケージと名前を知らなかったので、思わず店で「このくらいのクッキーみたいなやつなんですけど・・・」とあほの子のように喋ってしまったのが恥ずかしい。実際に3箱買って帰った。がさばらないし、函館土産としては最高のお土産だと思う。
五島軒
〒040-0053 北海道函館市末広町4-5
TEL:0138-23-1106
FAX:0138-27-5110
<営業時間> 11:30am - 8:30pm (オーダーストップ)
<座席数> 20卓71席
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