バス停の元箱根から芦ノ湖沿いに歩いて5分くらい行くと、箱根神社の二の鳥居が見えてくる。ちなみに一の鳥居は、元箱根港のすぐそばに存在する。二の鳥居を潜ると、その先は、芦ノ湖沿岸に無理やり作った道路を通っていくことになる。大昔はこんな道は存在しなかったようだ。
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そしてすぐに、箱根神社の下の境内に繋がる階段に出くわす。この階段を上ると境内に出てくるのだが、階段の両側が高くまっすぐに伸びた杉の木で囲われているので、いかにも神秘的な風情を感じられ、なんとなく気が引き締まってくる。
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しかし、その境内に出ても、これが本宮がある場所ではない。本宮があるのはさらに急な階段を上らないといくことが出来ない。これまた両側が高い木で囲まれている。足腰が弱い人によってはこの急な階段を上るのはとても辛いことだろうと思う。でも、頑張って上ると、本宮が見えるのでそこまでは行っていたいところだ。
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他の神社と同様にこの神社も朱色の柱が眩しい。そういえば、この神社、誰が祀られている神社なのだろう?調べてみると、この神社は「箱根大神」と呼ばれる3人の神から構成されていることが分かった。瓊瓊杵尊とその奥さんである木花咲耶姫命、そして2人の子供である彦火火出見尊である。瓊瓊杵尊こと、ニニギノミコトはよく知っているのだが、他の2人の事はよくわからなかった。日本の神様についても少しは知識として知っておかないと、なんの神社に行っているのか全く意味が無いと思う。
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境内には薄っすらとした雪が残っており、それがまた凍っているために、足元がとても悪かった。しかし、朱色の柱と白い雪とのコントラストは、紅白なのでとても縁起がいいように思えた。
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そういえば、急な階段を今度は降りようとしたときに気づいたことがある。同じ階段をきたはずなのだが、のぼりでは気づかなかったことがある。それはこの階段、実は芦ノ湖までずっと続いているのである。昔は、実は芦ノ湖から船で乗り付けて、湖岸に設置されているところから神社のほうまで上がっていくように出来ていたらしい。その名残がいまでも湖岸のところに残っている。湖を渡って神社にやってくるなんて、なんと神秘的なことなんだろうか!現在でも同じようなことをする人は皆無だろうと思う。
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そういえば、この湖岸のところに存在したこの看板は一体何なんだろう!?
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箱根神社
URL :
http://hakonejinja.or.jp/
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