2011/01/23

大湧谷(箱根)

修学旅行だったか何かで大昔に行ったきり、全然ご無沙汰になっている箱根の超有名観光名所が大涌谷。個人的には小湧園と間違ってしまう観光名所だ。大昔に行った記憶だけを頼りに行こうとしたのだが、やっぱりガイドを見るまで、その記憶は間違っていたことは分からなかった。強羅からロープウェイが出ているのかと思っていたら、大間違いで、強羅までケーブルカーに乗らないといけなかったらしい。その先の終点からロープウェイには乗るらしい。しかし、残念ながら、箱根のケーブルカーは定期メンテナンス中のために運行しておらず、なんと強羅からロープウェイの乗り場まではピストン輸送しているバスに乗らないといけないらしい。強羅に到着したら、バス待ちの人たちがたくさん待っていた。これって、座れるのかな!?と思ったのは当然である。

バスはさっさと出発せずに、どうやら何かを待って出発するらしい。ちゃっちゃか走らせればいいのになーと思うのだが、どうもこういうところが田舎らしいというか、ケチな所だと思う。しかし、既に停まっていたバスにはどうやら目的のバスではないらしい。バスには二種類があり、強羅からロープウェイ入口の早雲山までノンストップで行くバスと、各バス停に停車するバスの二種類があり、停まっていたのは各駅で停まるバスだった。たいていの人はノンストップバスに乗るため、そのバスが来るまで待っていたのである。

意外とバスには最初の方になぜか乗れ、それも座ることができたので、降りるのがとても楽だった。しかし、最後にのりこんできた観光客の団体が中国人だったので、この中国人たちがチャッチャか動いてくれないので、かなりイライラした。うるさいだけで動かない中国人ほど邪魔なものは無い。どっかの短気なおっさんがいたら「早く降りれよー」と怒鳴っても良い所だろう。券がないだの、金は要るのかとか、乗る前にそんなの調べろと思う。だいたい強羅の乗り場には、たくさんの係員が居たんだから聞けばいいのだ。

ロープェイは、一度に16人くらい乗れるものだった。乗ったゴンドラには、なぜか自分意外全員外国人というとても素晴らしい環境だった。日本人観光客がこんなクソ寒い時期に箱根に来るのはあまり居ないという証拠なのだろう。

ロープウェイからの光景というのはなかなか素晴らしいと思う。天気が良かったので、足柄山の風景がよく見えた。途中、大涌谷の大きな谷が見えてきた。それも硫黄の煙が所々出ているのが見える。こういう地獄絵図みたいなのがみえるところが大涌谷のいいところだ。これを高いところから眺めることができるロープウェイというのはとても便利な乗り物だと思う。ロープウェイからの景色を見ると、間近なところから見るよりも格別な光景だと思う。大涌谷から芦ノ湖へ向かうロープウェイからの景色はもっと素敵で、なんと富士山の景色が綺麗に見えた。ロマンスカーからも富士山が見えたのだが、やっぱりさらに富士山に近いところからみる富士山は最高だと思う。これはもう日本の宝だ。外国人もこの富士山が綺麗だとわかるのは嬉しいことだと思う。典型的な1つの山になっているところがその美しさの魅力なのだろう。大涌谷では一度ロープウェイを降りて、谷の奥のほうに行ってみようと思った。大涌谷のあの硫黄の煙のそばまで行くことができるので、硫黄の火山帯の体験がないひとにとっては楽しいところだと思うからだ。ところが、この大涌谷をナメていたのだが、めちゃくちゃ寒い。気温-2度。それに少し風が吹いていたので、体感温度は-5度くらいだと思う。長く外気に接していたら、いくら厚着をしているからといっても、これは体に堪える。スキーをしているのであれば、特に全然気にしない気温なのだが、なぜスキーじゃないと寒いのは嫌いだと思うのだろう?他の観光客も同じだったのだろうが、ほとんどのひとはロープウェイ乗り場のそばにあるお土産屋から出て行こうとする人は居なかった。それでも大涌谷の谷へ行く人も居たのだが、これはよほど寒いのがどうでも良いとおもっていた人たちなのか、それともせっかく来たのだから見たいものは見たいと思っていた人たちなのだろうと思う。

教訓:冬の大涌谷をナメるな。

まさにこの言葉に尽きると思う。

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