普段は既に挽かれたコーヒーの粉末を使って、それを即席にドリップして家で飲んでいるコーヒー。でも、あんまり実は家でコーヒーは飲まないのだが、それはやっぱりドリップ程度でも面倒くさいからというのが理由。お茶だったり、紅茶の場合は、茶葉を用意して、あとはお湯を入れるだけで適当にでたらコップに入れればいいというラフなことができるのだが、コーヒーは常に出し切るまでの間、コップの傍に居ないといけないという面倒くさいことがある。
ところが、粉末のコーヒーであればそのまますぐに飲めるのだが、コーヒー豆を買ってきたり、貰った場合には、そのままではコーヒーとして飲むことができない。何かしらの方法で挽かないといけないのだが、うちには30年前くらいに買ったコーヒーメーカーを引越しと同時に「もう要らない」からという理由で棄てたことを思い出した。
しかし、前に買ってきたコーヒー豆はこのまま腐らせてしまうのはもったいないと思い、コーヒーを挽く為のミルを探してみた。
探し始めると、結構ミルはいろいろ種類がでていることに気づく。それまで同じデパートの中のコーナーを歩いていたとしても、全然気づいていなかったのだが、注目点を決めてしまうとその存在が結構気になってくるものだ。ミルの方式もどこまで挽けるかというのも能力によって全然違うようだった。個人的には、荒挽きではなく、結構細かい粒子になるくらいまで挽けるのがいいなとおもっていたのだが、そうなると能力が結構上がるものが必要であるため、ちょっと高い。デパートでは価格と性能については参照することにして、実際にはアマゾン等のネットで購入したほうが断然安いのは分かっていたので、そうすることにしようと思った。
そんな中で選んだのは、カリタ社の「ナイスカットミル」というもの。見た目は結構ごつく、どこかのカフェでは実際に業務用にでも使われていそうなタイプのものだったが、こちらは4段階で豆の挽き方を変えられるというところがちょっと魅力的だったことと、やっぱり見た目がいかにも挽いていますというのがわかるものだったのが気に入った。ただ、このコーヒーミルは、大きさが幅120×奥行218×高さ343mmなので、ちょっと小さめのトースターくらいの場所は必要になる。だいたい、こういうものは年に1度しか使わないというような代物ではなく、必要なときにまとめて挽いておいて、粉末が足らなくなったらまた豆から挽くというようなことをするために、押し入れに入れっぱなしとならず、意外とずっと見える範囲において置くようになるだろうと思っていた。そうなると、やっぱり見た目にもオシャレなこの形は気に入ったのだ。
性能はというと、豆の挽き方はもっとジャジャーっと早く挽いてくれるのかと思ったのだが、それだと熱が発生してコーヒーの味が変わってしまうからか、意外と豆を挽くときにかかる時間は長い。それはコーヒーを大切にして扱っているということからなのだろうと勝手に想像した。まぁ、急いで飲むほどの時間の余裕が無いというわけじゃないので、コーヒー豆を挽いているくらいは落ち着いてもいいんじゃないのだろうか?
ただ、こういう精密機械は実は手入れが大変。豆を細かく刃を使って砕くわけじゃなので、その刃のところに豆の破片は当然付いたままになるだろうし、品質の悪い豆だった場合には刃が折れちゃったりするわけだし、特に豆の破片が付いたままだとすると、細かく挽きたいはずなのに、ぜんぜん細かく挽けないときも出てくるから、頻繁に刃のところの手入れは必要だろう。そのときには、手入れ用に特別なものが必要というわけじゃなく、小さい刷毛程度で全然良い。この時も、刃を本体から外すことになるのだが、大きなダイヤルのところにあるネジをドライバではずせば刃だけ取れるので、これでゴミやら細かい豆の破片を取り除けば良いのである。
ゴマをするみたいにグリグリと手回しをまわして挽く機械も世の中には売っているのだが、これと同じくらいの感覚で豆が挽けるところがとても便利だ。ただし、エスプレッソにするための極細かい粉末にすることはここでは無理なので、それを期待するのでは無理。やっぱり豆を挽いて自分でドリップして飲むというのもいいもんですね。もうスタバなんかいけなくなります。
Kalita ナイスカットミル (ブラック)
URL : 公式サイトはこちら
正規価格:¥25,725(本体価格:¥24,500)
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