目が悪い人なら誰もが経験したことがあると思うのだが、手の親指と人差し指で輪を作って、その中に見える輪の大きさを指で段々小さくしていき、小さい穴にした状態を望遠鏡のようにして、遠くのものを見ると、結構ハッキリものが見えるという経験はないだろうか?よく、黒板に書かれた字が読めなくて、メガネも無いときにはそういう手段を使って黒板の文字を見ていたことがあった。
実はこれには理屈があって、近視の人の目の焦点が簡単に言うと「バカ」になっているので、バカの代わりに手で焦点を作ってあげて、その簡易機能を使って、それまでハッキリ見えてなかったものをハッキリ見えるようにしているだけのこと。この本来の機能を自分の目で行っていれば、遠いところもはっきりと何もしないでも見えるのだが、メガネを掛けるのもコンタクトをつけるのもしないような自分にとっては、早く近視トレーニングにいくか、レーシック手術をうけるかをしたほうがいいとおもうが、なかなか踏ん切りがつかない。
しかし、世の中にはアホなことを考えて商品化するような人もいるようで、これまで手で行っていたことを、じゃ、メガネにしちゃえばいいじゃんということから、こんなものを本当にメガネ化してしまったものが売られていた。
見た目はトンボのようになっているのだが、ちゃんといちおう細かい点になっているところからモノを見ることが出来る。目の位置によって、それぞれの人で小さい点になるところが誰でも合うようにという意味だろう、たくさんの穴が開いているのである。ただ、他人から見たらこのメガネを掛けている姿は変態そのままだろう。だが、遠目で見られると、サングラスでも掛けているのかな?とおもうから面白い。そして、このメガネはずっと掛けているべきというものではない。目の疲れを治すため、つまりいままで間違った焦点で見ているものを、このメガネを使って補正することで、目の疲れを取るという意味でもあるようである。
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