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ニュートン・フード・ヴィレッジでご飯でも食べようと考えていたのだが、実際に行ってみたところ、あまりにもその屋台村がショボかったので、別のところに行くことを考えた。その屋台村から近いところを、ガイドから探しては見たが、実際に店がなく、ちょっとがっかり。さらに違う店として選んだのが、最初の夜にも通ってしまった
オレ・サヤンと同じ通り沿いに有る店で、実際にはホテルに近いところにある店の「
バヨニャ・レストランである。
時間は20時ごろだったので、そろそろ人が集まっても良いころだろうとおもうのにも関わらず、なんと自分たち以外には客が全く居らず、店員がとてもやる気のなさそうな雰囲気をかなり醸し出しているのがよくわかった。自分たちが店内に入った途端に「あぁ、客が来ちゃったよー、面倒くさいな」というのが言われなくても感じるときがあるが、それが今回はよくわかった。そんなにやる気がないんだったら、最初から「今日は閉店」とでも看板を出してくれたら、こちらも店を選択しなかっただろうと思う。でも、表では、ピンク系の店のような建て看板が電灯を付けて光っていたのを見たら、こちらは店は開店していると思うではないかー!
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なんだか、最初から嫌な雰囲気の店だなとおもい、店の奥のほうのテーブルを占拠する。オレ・サヤンの雰囲気とは全く違う。でも、オレ・サヤンと同じように、こちらも籐を使った椅子で統一しているところがおもしろい。
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お茶は緑茶系統なのだと思うが、これがまた適当な出がらしタイプのものを使っているのかなと思うようなお茶ではなく、台湾の四季春みたいな緑茶系統のお茶が出てきた。これを飲んだとき、ちょっと「あれ?もしかしてちょっと良いレストランかも」とこれまでの店員のぶっきらぼうな態度で嫌気がさしていたところを、まるっきり反対の良い評価に変化してしまったのは不思議だ。
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実際のメニュはすべてマレー語で書かれており、ここには英語のメニュは存在しない。あらかじめ知っているマレー語のメニュ名を覚えているのであれば、それを利用しなければならない。が、だいたい困っていると、こういうのがお勧めよーと、店のほうから行ってくるはずだが、ここの店はやっぱりやる気がないのか、お勧めはこれだというようなことは言わない。聞けば教えてやるといわんばかりだったから、聞かなかった。そこで、ガイドブックに書かれている単語帳を紐解きながら、頼んでみた。
・Ayam Buah Keluak (Keluak Nut Chicken)
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・Ikan Lemak Nenas (Fish in Spicy Coconut Milk)
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・Nyonya Chap Chai (Mixed Vegetables)
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頼んだのは上記の三品である。頼んだ量としては少ないように思われるが、実際にはあまり食欲がなかったので、軽めにしようと思ったのである。まぁ、それもそのはずで、ホテルのラウンジでご飯前だというのに、軽食類をこれでもかーというくらい食べていたからである。はっきり言って馬鹿なことをしたものだと思う。まぁ、ホテルに居る分には、すべて無料なのでこれで満腹になることは可能だが、外で食べるという楽しみをなくしているのは、旅をしている意味が全くなくなる。
そんな愚策を行ってしまったことにより食べる量が少なくなってしまったのだが、どの料理も一癖も二癖もあるような味のある料理だった。特に魚の料理は辛いのだが、川魚を使った料理だったようで、その淡白さと妙にあっているために、辛さだけが目立つというものではなかったために美味かった。辛さの中にココナッツミルクのソースを使っているので、トムヤムクンのスープの中に白身魚の味付けがあるようなものだ。
豚肉とキノコ類の食べ物については、豚肉が豚肉らしく感じず、他の具材の補間にしか思えないのがおもしろい。もっと豚臭い食べ物であってもいいと思うのだが、それはもしかして、ここがイスラム国家だから、豚を全面的に出すのはマズいという配慮から生まれた料理だからなのだろうか?
Bayonya Restaurant
URL :
http://bayonya.awardspace.com/Address : No. 164 Taman Melaka Raya 75000 Melaka
Phone : +606 292 2192
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