2012/09/30

チャンギ空港で見つけたもの

シンガポールのチャンギ空港は、常に新しいアミューズメントか店を開店していないと、チャンギ空港に誰も金を落としてくれないということをよく知っているので、行くたびに新しい店が出来ていることを知るので、結構何度も行っているのにまだまだ厭きない。

今回発見したことは結構あった。行きのチャンギ空港は単なる通り道であるので、どこのどういう店があるのかは全く気にしないのだが、ヨーロッパから帰ってくる場合は、早朝にシンガポールに到着し、シャワーを浴びてすっきりしたあとは、結構出発まで暇なので、あちこちの店を観て廻る時間がある。そんな中でまずは、前回、タイガーバームのチューブ式塗り薬の存在を知ったので、それをまた買って帰ろうとお土産屋に行ってみた。そうしたら、今度は同じタイガーバームから湿布版が売られていることを発見した。タイガーバームといったら、あの独特のクサい匂いのする塗り薬で、それをつけているだけで誰からも「おまえ、タイガーバームつけているだろう?」と丸分かりしてしまうものだ。ただ、そのタイガーバームは効能として良く効くので、塗るのは良いのだが、あの塗っているときに鼻が曲がりそうに成るのがいやなのだが、この湿布版があるとめちゃくちゃ便利だ。なぜこの湿布版が今まで存在しなかったのかが不思議だ。
いつもは第3ターミナルばかりしか使っていないのでわからなかったが、たまに第2ターミナルのほうに行ってみると、こちらも店がだいぶ変わっていた。もともと日本行きやヨーロッパ行きは第2ターミナルをメインに使っていたので、第2ターミナルのほうに来るのは本当に久しぶりである。そこで見つけたのが、高麗人参茶の専門店「正官庄」の店を発見。シンガポールなのになぜ韓国の店があるのかが全く意味不明なのだが、とにかく、心チャンギ空港としては、チャンギ空港を通りすぎるひと、または利用する人に如何に金を落とさせるかという、華人気質をフル活用しているため、なりふり構わずチャンギ空港に出店することを許可しているんだろうと思う。もちろん、韓国の価格よりはだいぶ高い。そりゃぁそうだろう。韓国で売られているものを一度シンガポールに持ってくるわけで、その手数料が上乗せするから、当然高くなる。そんな価格で、誰がこんな空港でわざわざ高麗人参茶なんか買うんだろうと、本当に思うのだが、あまりにも珍しかったので、ちょっと買ってみてしまった。以前よりもパッケージが違うので、同じメーカのものかどうかはわからない。
続いて、帰国日時には、シンガポールが最近始めたF1GPが開催中だったので、空港内にもF1マシンが展示されていた。シンガポールの企業がどれだけF1のチームに出資しているのかどうかは知らないのだが、たぶん出資するより儲けることしか考えていないので、あまり数億のスポンサーとしてどこかのチームに出資しているということは無いんだろうと思う。最近のシンガポールGPは、国の威信をかけて開催しているので、無理やり「盛り上がっている」と国内はもちろんのこと国際的にもアピールしないと客が集まらない。もちろん国外から客を呼ぶのがこのF1GP開催の目的であるのは百も承知。シンガポールは何もないところなので、常に新しいものを開催しておかないとすぐに観光客がに厭きられるわけである。シンガポールを初めて訪れる人はいても、リピーターがそんなに多くないという理由は、シンガポールに何も無いからであるからだ。カジノを作ってリピータを増やしたのもその理由の1つである。リピータが来ない限りは金がシンガポールに落ちないのである。
前からシンガポールのターミナル内では、無料のWi-Fiを利用することは可能である。ただし、利用するには、インフォメーションカウンターで、空港内に吹いているWi-FiのAPのSSIDにアクセスするためのIDとパスワードの取得が必要だ。航空券とパスポートをそのインフォメーションカウンタにていじすることでIDとパスワードが取得することができる。つまり、空港側・およびシンガポール政府側からすると、誰が空港のWi-Fiを利用して、どういう情報をやりとりしているかというのを全部傍聴していることと同じである。IDは最初に利用者情報とリンクしているわけだから、特定メンバをトレースすることも可能だということだ。まぁ、そんなトレースされてもいいような情報しか空港内ではやりとりなんかしないので、決して、空港内で「リークワンユーなんか死んでしまえ」というようなことを言わない限り、捕まることもないし、普通に利用することは可能だ。

それから2012年9月25日から最近流行のLCC用のターミナルがチャンギ空港で開港するようで、これにより、チャンギ空港は3つの一般航空会社のターミナルと、格安航空会社用の1つのターミナルというのが運行されることになった。LCC用のターミナルというと、エア・アジアなんかが対象になるのかと思っていたら、もっと格安の航空会社が利用できるためのターミナルである。9月25日の時点で利用する予定の航空会社は、Berjaya Air(J8)Cebu Pacific Air (5J)Firefly (FY)Mandala Airlines (RI)Southeast Asian Airlines (DG)Tiger Airways (TR)の6つの航空会社が利用とのこと。今後はどれだけn航空会社が増えるかが見ものだ。
やっぱり空港に店を出してしまったのは失敗じゃないのかと思ったのは、 美珍香のBBQ肉を空港のコンコースに出店していることだろう。これ、コンコース内に肉の匂いが強烈に充満している。この匂いは結構離れているところからも臭うのですぐわかるとおもうのだが、清潔第一をモットーとしているシンガポールでよく許可を出したものだと感心する。当の本人たちは、匂いが充満しないように設備を強化しているということのようだが、甘いわ。匂いの出るものをコンコースに出すのは、空気の流れがあるから実は良く目立つのである。それで臭わないようにしているからというのは、よほど匂いに鈍感なんだと思う。
さて、次にチャンギ空港に来たときにはどういうものができているのかみものだな。

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