2012/09/30

Chez Amuse (ロッテルダム)

デルフトで夕御飯を食べるというのもありだったが、あまりにもなにもないところだったので、結局はロッテルダムまで戻ってから御飯にしようかと思った。デルフトからロッテルダム自体はそんなに遠くないので、井の頭線で吉祥寺から渋谷に行くような感覚と同じである。しかし、ロッテルダムに到着したあとも、最初に行こうかなとおもっていたレストランが、なんと満員で、お店の人に聞いたら「いま満員なので21時ごろに来たら良いと思うよ。」といわれた。そこでしばらく時間を潰すつもりで、あちこちうろうろしていた。再びお店の方に行ってみようかと思ったのだが、もう行くところも無いので、隣りのカフェで時間が来るまで待っていることにしたら、なんとその店にレストランの人がやってきて、「ごめーん、今日は21時で店を閉めることにした」と言われてしまった。なんじゃいっ、ごらぁー。だったら最初から今日は無理と言っとけ!無駄な時間が過ぎてしまっていて、その間に他のレストランを探すという手段もあったのに、それができなかったのは不覚。

そこでアムステルダムで発見したアルゼンチンからやってきた焼肉屋であるGauchosに行こうと思っていて、そちらに移動してみた。しかし、こちらも人気店であるために、どうみても入口にすごい人数が並んでいることを見てしまったため、それを見たらもう入る気がなくなった。

困ったのはそれ以外に持ち駒として、事前にどこにレストランがあるかというのを知らなかったので、本当に困ってしまった。ロッテルダム最後の夜だというのに、しょうもなくご飯を食べないというので終わりというのはダメだと思っていたので、なんとかして探そうと思ったのである。ホテルに近いところの広場にある観光客用のオープンスペースのレストランが何軒かあることは知っていたので、そちらに仕方なく移動する。どこのレストランもそんなに期待するようなところはなかったのだが、その中でもまぁ良いだろうとおもったところにしたのがChez Amuseというところ。

普段は普通のカフェだったりするのだが、別にカフェがメインではなく、ちゃんと御飯も食べられる。オープンスペースになっているデニーズみたいなものだ。Chez Amuseがあるエリアでは、この店だけ結構人が入っていたので、なにか違うのかな?とおもったのが選択の理由。だから安心して入ったというのもある。すっからかんのような店にはさすがに入りたいとは思わないからだ。
この店も、セットメニュというのは存在していたので、それを選択したのだが、もちろんア・ラ・カルトで選ぶことができる。でも、ア・ラ・カルトで選ぶよりは、セットメニュのほうが断然安いのでそちらのほうで選ぶことにした。1人あたり3メニュ(前菜・メイン・デザート)を選んで27.50ユーロというのはお徳感満載だ。ただ、いまは円高だからいいかもしれないが、これが一時期のように1ユーロ180円くらいだったら、このセットメニュも選ぶことはなかっただろうと思う。やっぱり今の時期じゃないと円高の恩恵は受けられない。

今回選んだのは下記の通り。

    ・ Salade Nicoise : (単品なら) EUR 10.50
  ・ Vissoep (fish soup) : (単品なら) EUR 9.50
  ・ Tonijn met gamba's en linguini : (単品なら) EUR 19.50
  ・ Biefstuk met zomergroenten : (単品なら) EUR 16.50
    ・ Creme brullee : (単品なら) EUR 6.50
  ・ Tiramisu : (単品なら) EUR 8.00

まさかロッテルダムでフランス・ニースの名物サラダ料理である「サラダ・ニソワ」が出てくるとは思わなかったので、これを選ぶ。魚のスープは、見た目はそんなに美味そうに思わないのだが、ブイヤベースみたいな濃厚のシーフードスープであることは分かった。もう時計は22時を廻っていた頃だったので、何を食べても美味いとおもってしまう時間帯であるのは言うまでも無いのだが、このまま食べないで寝ていたら、きっと深夜に腹をすかしてうなされていただろうと思うと、遅い時間でも食べておいて正解かなと思った。
 
メインは、骨付きビーフステーキと豚肉が載ったリングイネを食べてみた。別に感想を述べるほど特徴のあるものでもなんでもないのだが、腹が減っているので、結構満腹だし美味く感じたし。しかし、ここまでずっと肉料理ばっかり食べていたので、さすがにそろそろ魚肉を食べたいとおもっていたのだが、残念ながらこの店はろくな魚肉がなかったので、注文しないでいた。
 
 
デザートは普通にクレーム・ブリュレとティラミスである。
 
店全体は悪い雰囲気ではないし、ここはデニーズだ!と思えば、お気楽に入れるところである。気になっているのは、店員の多くが中国系が多かったこと。なぜかロッテルダム全体では、中国系のひとたちをよく街中でみるのだが、そういう人たちはどこで何をしているんだろうと思っていた。こういう店で日銭を稼いでいるんだということを知る。そして、どうして中国系のひとはぶっきらぼうな対応をするんだろうか?しかし、欧州人の場合はどんなお客さんに対しても丁寧に対応をするところが良い。

Chez Amuse, Rotterdam
URL : http://www.chezamuse.nl
Address : Karel Doormanstraat 284-286
Phone : 010 - 214 18 78
E-mail: info@chezamuse.nl

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