2007/05/27

ゴゾ島へのフェリー

マルタを構成する島として人気の高いのがゴゾ島だ。マルタの北西6kmに位置し、マルタ島より小さい観光と農業を中心とした島だろう。マルタ島も十分田舎臭いところだとおもうのだが、このゴゾ島は、さらに田舎に輪をかけて田舎っぽいところである。ゴゾ島にいくとわかるのだが、時間なんかどうでも良いと思ってしまうところだ。

ゴゾ島に行くにはもちろん船しかない。ヴァレッタからは、バスターミナルから45番か452番のバスでマルタ島の西端にあるチェルケウア港(Cirkewwa)まで行く。バスでだいたい50分くらいかかる。たぶん、マルタ島を通るバスの中でも一番長距離のバスだろう。ゴゾ島に行こうとする人はだいたいこのバスに乗るので、結構乗客は多い。道中は、いろいろなマルタ島の主要都市を通って行くので、バスでのんびり乗っていたい人にとっては面白いかもしれない。景色も都市だったり、田舎の風景だったりするので、窓からの景色が楽しいのだ。

チェルケウア港から出航する船は車も運べるカーフェリーだ。バスはフェリー乗り場から少し離れた場所に止まるのだが、人の流れとフェリーの位置に向かってずんずん歩いていけば良いと思う。ちなみに船は往復料金で支払うことになっており、往復でLm2だ。従って、帰りの分も行きに払ってしまうために、乗車券は無くさずに持っていないといけない。車を使った場合の値段は、チェックするのを忘れた。
フェリーは対岸のゴゾ島のイムジャール港(Mgarr)まで25分ほどで到着できる。カーフェリーなので結構実は大きい。

今回ゴゾ島に向かった船の名前はHULL-180だったようだ。

やっぱり甲板の上に乗っていたほうが天気がいいときには気持ちがいい。

25分間で互いの島を結ぶので、ゴゾ島からの船と途中で行き交う。

船内は結構広くて、風に当たりたくない人はこちらでのんびりするのが良いだろう。キオスクもあるので、ここでスナックや飲み物を買って、ちょっとした船旅を楽しむのも良いだろう。



ゴゾ島へ向かう船からゴゾ島を撮ってみた。




船が着いたら、下りるための準備をするのだが、カーフェリーなので、車がたくさん止まっているところで待たなくてはならない。これがまたガソリン臭いところなので、少し気分が悪くなってしまう。しかし、目の前の扉が開いたときは、なんだか奴隷が解放されたようにすがすがしい気分になるのは何故だろう。


ちょうど待っている間に、意味不明な文字が書かれているTシャツを着ている西洋人のお兄ちゃんが居た。


イムジャールに到着したら、有無を言わさず、ゴゾ島に向かうバスを探そう。バスは25番のバスしか無いので、そのバスを探すのだが、ゴゾ島ツアーとかゴゾ島を団体で廻る人用のための小型バスや大型バスが実はたくさん止まっているので、どれが路線バスなのか探すのが難しい。下船場から一番離れている場所に止まっているので、そこに向かって何が何でもダッシュで走ろう。というのも、みんな島に着いたら島の中心地に向かうため、唯一のバスがこれだから、このバスはめちゃめちゃ混むのである。

この写真のようにバスの中で立っている状態になったらもう大変。バスは起伏の飛んだところを通って行くので結構立っているのが大変だ。なおかつ、ドア付近に立ってしまった場合には、ドアが閉まらないので、万が一転がり落ちてしまうかもしれない。中国人のMRTの乗り方みたいに、他の外国観光客も我先に乗ろうと無秩序に乗るので、ここは頑張って席を確保だ。ちなみにマルタ島の1日券はつかえない。1人20セントの乗車料が必要だ。イムジャールの港を出たらバスは高台方向へ向かって進んでいく。


写真は高台を走っているバスから撮ってみた。

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