高鉄新竹駅から北埔にいくバスは、途中の駅である竹東駅を通るということは以前記載した。竹東駅は、台鉄の盲腸みたいになっている路線の1つ、内湾線のなかの中間駅である。その内湾線だが、終着駅の内湾も客家の村としても有名だし、ぷらっと日帰りで行くような場所としても結構人気だ。
しかし、以前、この内湾にいくには、台湾鉄道の新竹から電車に乗り、内湾まで1時間くらいのローカル線でいくことができたのだが、その本数がほぼ1時間に1本程度しか走っていない電車に乗らないといけないという大変さがあった。新竹からの電車は実は30分に1本くらいは出発していたのだが、途中駅である六家までしか行かない電車が多かったので、内湾までいくのには、台北あたりのひとだとかなり大変な旅であった。
竹東駅自体は別に無人駅というわけじゃなく、実は結構駅として大きい。駅前ロータリーもちゃんとあるし、貨物駅としても使われていた名残があるのか、同じプラットフォームに上りとくだりが一緒になっているという、ど田舎の駅とは異なる。しかし、駅舎は乗降者数の数の割りには大きいので、不釣合いのような気もするのだが、その不釣合いさが風情があっていいじゃないか。
ちなみに竹東から内湾までの間は片道16元。自動販売機で買えるのだが、台北のMRTなんかで使っている非接触カードの旅遊カードを持っていれば、実は切符を買わなくてもここでは乗ることができる。改札口のところにピッとカードを触れさせれば、それで改札されたのと同じことになる。もちろん降りるときには、同じように改札口のところにあるカード読取装置にピッと触れればよし。
電車が来る寸前までは乗客は改札を通ることができないので、待合室でボーっとしていよう。でも、それだけでも結構絵になると思う。その時間が止まったような空間を楽しむのが良いのではないだろうか?
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