2013年の台北で最初に食べたご飯は、なんとまともなレストランではなく、ホテルがあるエリア内のチェーン店ファーストフードである「三商巧福」でのご飯だった。なんでここにしたかというと、たまたま台北の路上で出会った旧友に連れられて行っただけなのだが、もっと良いところに連れて行ってくれればいいのに、庶民の方たちと同じものが食べたいとは思っていたが、なんとも味気ないようなものだと感じた。まぁ、このファーストフードチェーンには実は行ったことがなかったので、調査がてら行くのもいいかなと納得した。
さて、三商巧福は、台湾最大の牛肉麺チェーン店なのである。企業としては1983年に創立されており、いまでは台湾全土に155店舗を展開しているもの。日本では吉野家やすき家のような牛丼チェーン店が一般的だが、吉野家のように「安い・早い・美味い」をモットーに店舗を拡大していったようなところである。台湾全土にはチェーン店があるが、これが中国本土や香港、そしてシンガポールのような華人社会にどこまで入り込んでいるのかは不明である。
さて、店内はというと、ファーストフードの典型的な店構えになっているのだが、ちょっと変わっているのが、料金前払い制になっているところだ。入口を入ってすぐのところにメニュとキャッシャーがあるので、そこで注文をする。そして、そこで支払ったときにもらうレシートをテーブルまで持っていき、店員がそのレシートと引き換えに料理が運ばれてくるというものである。よくあるラーメン屋のような仕組みだとおもったほうがいいだろう。ただし、ラーメン屋の多くは自動券売機が置かれているが、ここではそれを人力で行っているというところが違いだ。
今回はここでは「牛肉麺」「豆腐」「青葉の炒め物」を頼んでみた。
それにしても、店内は本当に清潔感一杯だ。ファーストフードの店としてはだいたい床がぬるぬるだったりするときもあるのだが、そこは頻繁に掃除をしているのだろうか、こういう徹底した顧客サービスに則った企業方針は素晴らしい。味はというと、ファーストフードなので、まぁ、こんなもんかなという気がする。個人的には牛肉麺は1回食べるのはいいが、何回も食べたいものじゃないからだ。ただ、台湾南部のほうは結構牛肉麺の人気が高い。南部出身のひとも結構台北にいるので、その影響で台北市内にも牛肉麺が人気があるのだろうとおもう。
0 件のコメント:
コメントを投稿