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数多い公園のうち、日壇公園は無料で誰でも入ることができる公園であるためなのか、朝から平日にもかかわらず、たくさんの人が思い思いのことをして楽しんでいた。しかし、日壇公園の本当の意味は、1530年に造られた太陽を祀るための祭壇が置かれた場所ある。円形に作られたレンガ壁の真ん中に正方形の祭壇がある。本当に祭壇だけしかないので、本当はここに建物でもあったのではないかと思われるくらい殺風景なのだ。しかし、実際には祭壇だけしかない。もしかしたら、天壇公園のように建物があったのかもしれないが、そこは文化大革命を経験している中国なので、何でもかんでも破壊されてしまったのだろうと思う。それを黙っている中国も中国だろうが、無くなったものに対して復刻させようと考えない中国の人も変だ。
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まぁ、こんな何も無いような祭壇を見に来るのは、観光客でさえもほとんど居らず、大半の人は、この広々とした祭壇の傍で凧をあげたりローラースケートで遊んだりすることが多いようだ。
日壇公園自体はとても広い緑溢れた公園であるため、かなりたくさんの人が来ている。太極拳をやっているひと、集団青空カラオケをしている人たち、中国将棋をしている人とそれを見ているひと、なぜかセパタクローをしている人、こう言う人たちが居た。そういえば、セパタクローじゃないのだが、サッカーブームのおかげか、蹴鞠のようにボールを落とさないようにする遊びが北京では流行っているように見受けられた。これは天壇公園でも見られた風景だ。
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日壇公園の周りは大使館が多いので、実は一番安全な地域であることも付け加えておく。しかし、中国からの亡命者が多いのか、それとも存在する大使館が日本を始め、西洋の主要各国の大使館が多いからか、大使館の周りには常に複数の公安警察の人間が巡回と証して、中国人が逃げ込んでいかないように見張っているように見受けられた。ビザの申請なんかしようとした場合にはどうなるんだろうか!?
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