交差点なので、交差点のどこがクアトロ・カンティにあたるかという問題ではない。この交差点全体がクアトロ・カンティである。従って、四つ角全てが芸術の塊みたいなもので、角になっている建物が交差点に対して、一角を丸みを帯びるような形に削られている。どの角も、似たようなつくりになっており、1段目には噴水、2段目は歴代スペイン総督、3段目は町の守護聖女が四つ角を見下ろす形になっている。
噴水といっても、天使に模造した場所から、それも口から、お世辞でも勢いがあるわけでもない水が出ているのも少し滑稽だ。
噴水といっても、天使に模造した場所から、それも口から、お世辞でも勢いがあるわけでもない水が出ているのも少し滑稽だ。
建物を間近から見てみると、その建物の高さが高いので、何がなんだかわからない。だから、見るためには、通りを挟んで逆側から見るしかないのである。
それと印象的だったのは、この四つ角にあった街灯のデザインである。よく見ると、ちょうど人間の目の高さにちょっとした彫刻がされてあって、この四つ角の雰囲気にマッチしていた。
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