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旗塔の両側にある門の近くには「9つの聖なる大砲」と呼ばれる大砲が治められている。ガン門の傍にある4つの大砲は、四季を表わし、もう1つの門であるクアンドック門は、金・木・水・火・土の自然神を称えるための五行をあらわしたものだ。
大砲自体は、初代皇帝の嘉隆帝の命によって西山党から奪った真鍮で作られたもので、実際に武器として使われることはなく、王宮と王室を守る象徴的な存在だった。
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しかし、こんな大砲をありがたいと拝んだり見学する人はほとんどおらず、大砲の隣の道を、びゅんびゅん車とバイクが通っているのが、なんともいえず切なくなる。
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