2011/05/14

マリン・ドルジッチ(ドブロブニク)

シェイクスピアよりも1世代前に活躍した劇作家のマリン・ドルジッチ(Marin Držić)はドブロブニク出身であり、当時は最高の劇作家であるとしてもてはやされた人である。

しかし、個人的には全くこの人のことを知らない。ドブロブニクに来るまで一度たりとも名前さえ聞いたことが無かった。でも、クロアチアでもそうだが、ヨーロッパでは誰もが知っている劇作家であるために、ドブロブニクにある「マリン・ドルジッチの家 (Dom Marina Držića)」という彼の作品や生涯の様子を展示した博物館には、ヨーロッパ人の観光客が結構入っている。しかし、彼のことをあまりよく知らないアジア人観光客は全くと言っていいほど近寄りもしない。文学系の人であれば、もしかしたら作品も人物もご存知のかたがいらっしゃることだろう。

ものの本によると、代表作品は喜劇「ドゥンドー・マロイェ(Dundo Maroje)」というものらしいが、話の内容はぜんぜんわからない。もっと勉強してからブログに書けばよかったと、書きながら思い知る。

そんなマリン・ドルジッチは博物館に行かないとお目にかかれないかというと、そうではない。これも小オルフリオの噴水傍にあるのだが、有名なカフェの隣に座った状態の銅像を見ることができる。誰もが知っている人の銅像であれば、常に銅像の周りには人だかりになっているところだが、微妙に知って居る人は知っているというためなのかわからないが、ほとんどこの銅像の前で写真を撮ったり、ガイドによる説明を受けたり、または銅像を触ったりするという人が見られなかった。
Marin Držić - Wikipedia
URL : http://en.wikipedia.org/wiki/Marin_Dr%C5%BEi%C4%87

Marin Drzic House
URL : http://www.mdc.hr/dubrovnik/eng/marindrzic/index.html

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