2011/05/11

オーストリア航空でクロアチアへ

クロアチアへ行くのに今回はオーストリア航空を利用することにした。いつもならシンガポール航空を無理やり使って、フランクフルトやアムステルダムあたりを経由していくというのもいいのだが、ここ最近、また金余りのせいで、原油に資産運用が流れているためか、原油価格がめちゃくちゃあがってきているため、サーチャージがそれだけ高くなっている。経由する路線数がたなくなればなるほど、いくら航空券が安いからといっても、サーチャージ代がバカにできないし、特にシンガポール航空の場合は、サーチャージが世界のほかの航空会社に比べて高いことでも有名なので、そんな状況でわざわざ遠回りしていくのは金の無駄だと思っていたから、絶対ヨーロッパの航空会社にしようと思った。

オーストリア航空のイメージカラーは真っ赤。制服やらウィーンのカウンターで使われている色も全部真っ赤。燃えている赤である。これはオーストリアの国旗のカラーをイメージしているものだ。なにしろオーストリアの国旗は赤・白・赤の二色横縞だ。やはり赤色は元気になる色だ。赤い色をしているだけで興奮してくる。しかし、飛行機の中のシートは赤も使われているが、いろいろな色を保有している。それも赤をベースにしているので、目には苦しい色使いになるかとおもったらそうでもなかった。
チェックインをする際には、24時間前から事前チェックインをウェブサイトから行うことができる。どういう行程行く人たちを全員一気に登録することができるので、これは便利だ。座席もそのときに指定することができるのだが、今回の使用飛行機は3-4-3の飛行機であるとはいえ、そう多くの人が乗れる飛行機ではない。往路の場合、本来なら会社で朝に行えればよかったのだが、時間がなくて家に帰ってから行った。そのときに、良い席がなく、せっかく窓側を捕りたかったのに真ん中4席の通路側2席しか取れなかったのは悔しい。シンガポール航空だったら絶対窓側があいているのにおかしいなーと思い、帰国便では絶対に出発間際に座席だけは確保しておこうと、帰国便のザグレブから出発する時間を狙って事前チェックインを試みた。ところが、この絶対大丈夫だろうとおもったときでさえ、窓側2席が採れるところが1箇所しかなく、それもかなり後方しか開いておらず、そんなに航空券を購入する際にもう座席を決めている人がいるのか、それとも自分たちよりも早く事前チェックインをしたことによって、先に窓側を捕った人が多いのか?と勘ぐってしまった。でも、妙に窓側が埋まったとしても、そのとなりの席が空いている場合もあり、どうしてかなーと思ったのだが、それは成田空港で搭乗口前にいるときになんとなく理由がわかった。

ヨーロッパを一人で旅行しようとしている人、バックパッカーが搭乗口に結構多く居るのである。だいたいが1人旅行。顔つき、服装を見ていれば一発でそういう人たちというのはわかる。オーストリア航空の料金が他の航空会社に比べて比較的安いからなのだろうか?いやぁー、今回のゴールデンウィークに限っていえば、まるっきり値段は正直安いとは思えなかった。それでもこの航空会社を選ぶというのはなぜだろう?ヨーロッパへ行くバックパッカーの人たちにとっても、バルカンに行くのが楽そうだからというのがあるのかもしれない。1人だから、飛行機の中の生活はいち早くいい席をゲットしておこうという考えがあるのだろう。

日本発の便ではミールサービスは、おやつ、2回の昼食に相当する食事と、カップラーメンである。

■おやつ
■1回目のご飯■2回目のご飯
■カップラーメン
シンガポール航空のようなガッツり系のご飯ではなく、シンプルだがお腹には溜まるメニュだった。しかし、スターアライアンス系列だったらどこの航空会社もあるとおもったのが、事前のメニュ配布。これがオーストリア航空には存在しなかったのが不思議だ。ご飯提供前に「どれにしようかなー」と2種類しか選べないのに、それで悩むのが楽しいのだがその楽しみがなく、席にCAの人が来るまでなんの料理か全くわからないというのがちょっとつまらない。

1回目の食事は鶏肉か牛肉かを選べるのだが、2回目の食事の時には、本当にライトミールだったために1種類のサーモンの切り身。こういうのが出るといかにもヨーロッパだという気がするのはなぜだろう。

しかし一番笑えたのは、途中に軽食の代わりとして配られたチキンラーメンだろう。なんかみんなに配っているなーと思っていたら、インスタントのチキンラーメンであり、みんなでごそごそと表面のビニールシールを剥がしている光景は面白い。また、配り方も、崎にビニールつきのチキンラーメンをCAが配り、そのあとを別のCAがお湯だけを持って注ぎ歩くというシステムである。だから、最後のほうになるとお湯がめちゃくちゃぬるい。このやりかた、どこかで体験したことがあるなーと思っていたら、そうだ、これは上海に行った時に、杭州まで電車に乗った際に出会った光景と同じだったのだ。ということは、オーストリア航空のサービスは中国の鉄道なみか?というのは短絡すぎ。

帰国便の場合も2回の食事とやっぱりチキンラーメン。オーストリア航空のこのチキンラーメン好きは何なんだろうか?

■昼食■朝食オーストリア航空はパーソナルTVが付いているし、プログラムとしてもかなりたくさんの番組があるのだが、オンデマンド形式ではないために、観たいなーとおもった映画のチャンネルにあわせたときに途中から始っているという場合がある。これは垂れ流し形式の場合には仕方がないことだとは思う。しかし、今回のオーストリア航空の行きも帰りも映画を全く観なかった。1ヶ月に1度メニュが変わるために、行きと帰りでは放映されている映画の内容が全く異なっていたこともあるのだが、同じ月でも行き便と帰り便では放映されている内容が異なるということもある。だから、観たいとおもったのが、帰り便しかなかったばあいには行きには観れない。正直、行きの便では全く観たいと思った映画がなかったし、帰りも同じだったからだ。だから、もっていたipod touch に入れていたpodcastの番組をずーっと聞いていた。

席の広さはエコノミーなので狭いのは仕方ないのだが、リクライニングがあまり倒れないというところが難点だっただろう。最近のシートではリクライニングを倒すと、一緒に座っているところが前に出る形式のものもあるが、オーストリア航空はそうではなかった。ほとんど90度の状態で10時間も乗っているのはかなり辛い。珍しくトイレ休憩のために席を何度か立った。
帰りの便は行きのときに窓側席が取れなかったので、ザグレブを出発する便の24時間前きっかりに事前予約を入れてみた。すでに窓際は多く埋まっていたが、それでもあいているところは結構ある。隣に知らないひとがいると面倒くさかったので、これも珍しく後ろのほうの窓側2席にしてみた。空港でどの席になるのかどきどきするよりは、事前にチェックインしておいたほうが便利である。そういえば、行きの便に事前チェックインをしたときに、搭乗券を印刷して空港にもって行ってくださいというのが書いてあったので、プリントアウトして持っていったのだが、これは空港カウンターで回収されて改めて普通の大きさの航空券をくれた。紙もったいないなーとおもう。

ヨーロッパ内の便については別途記載したいとおもうのだが、概ね中欧から東欧に行く際にオーストリア航空を使うのは便利だというのはとてもよくわかった。まず乗換えが便利であることと、比較的にヨーロッパのゲートとしては中央にあるので、どこに行くのも便利であること、そして飛行機のサービスも概ね良い。チキンラーメンだけはびっくりしたが。

オーストリア航空
http://www.austrian.com/?cc=jp

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