2010/12/27

バスで新竹へ

台北から新竹に行く場合、たくさんの手段がある。一番分かりやすいのは台湾鉄道で台北駅から新竹駅まで自強号のような特急列車で行くのが分かりやすい。そのほかとしては路線バスが台北と新竹間は競合するたくさんの会社が運行しているのである。

高速バス区間別比較研究(台北~新竹)」のサイトを参考にすると良いが、よくもまぁこれだけの会社が競合して運行していると思う。それぞれ比較すると良し悪しがあるとおもうのだが、自分がどこから乗るかということも十分比較するときに検討するべき事項なのではないだろうか?

どのバス会社も新竹行きのバスは結構頻繁に運行している。もっと1日に数本しか走っていないのかと思っていたら大間違いだった。ただ、時刻は結構いい加減なので、適当に待っていればバスは来ると思っていたほうが良いだろう。

泊まっているホテルから行く場合、一番いいのは何かと調べてみたところ、行天宮の図書館前から出発するバスがあることを発見。バスは建明客運というところの会社が運転している飛狗巴士である。バス停のところに、切符売りのおばさんが居るので、そこで新竹行きのバスの切符を買えば良い。一人当たり片道130元である。どのバスもそうなのだが、内部は長距離乗車でも苦にならないように、リクライニングがかなり下がるし、椅子の足元も広くなっている。まるでビジネスクラスの飛行機に乗っている感覚と同じだ。バスは大量に乗れるようになっているわけではなく、全部で30人も乗れば満員になるような椅子の構造になっている。横で言うと1-2席の作りになっているから、なおさら日本の高速バスに比べると乗れる人数は少なくなっている。おまけに、だいたいのバスはトランクルームを保有している形式になっており、非常口のところにはトイレが付いているので、高速走行中にトイレに行きたくなった場合でも駆け込むことが可能なのだ。以前、宜蘭にバスで移動したとき、どのバスもトイレがついているということを知らなかったので、宜蘭に到着するまでイライラして仕方なかった記憶がある。バスに乗り込んだら、切符を回収される。これが検札の代わりになる。ちなみに、新竹から乗った場合には、新竹から離れる最終バス停のところで、切符売りのおばちゃんがバスに乗り込んできて、切符を持っていない人に切符を売り始める。新竹駅前から乗る場合、駅前には切符売り場が無いので、どうやって払うのかな?とおもっていたら、最終的に新竹を離れて高速道路に入る寸前のバス停で料金を払うという便利なシステムになっているため、運転手自体がお金を持って客におつりを渡すということはしなくて良い様になっている。

バスはバス停の名前を言わないので降りる場所がわからないときには、運転手に事前に言うべきだろう。行天宮は高速を降りてすぐなので、行天宮で降りる場合には、景色ですぐ分かるだろう。反対に新竹駅の場合は、新竹駅を背中にして左側のところにある停留場が最終地点だ。台北に戻るときにも似たようなところにバス停が有るので、そこから乗れば良い。バスが停まっている場合には、派手なピンク色をしたバスを見つければそれが飛狗巴士に乗れば良い。

ちなみにバスは台北から新竹まで行くのに、途中の道路事情によるところがあるが、1時間10分程度で行くことが可能である。しかし、今回台北に戻るときには、クリスマス時期だったからもしれないが、3時間半もかかってしまった。それだったら、素直に新竹から電車に乗って帰ったほうが良かったかもしれない。でも、電車も電車でそんなに混んでいる時期であれば、空き席がなく、台北まで立ったまま移動しなければならなかったかもしれない。そう考えるとバスのほうが全然進まないがずっと座っていられるので便利だと思う。


建明客運
URL : http://setter.southeastbus.com/

台北⇔新竹路線の案内
URL : http://setter.southeastbus.com/e.html

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