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誰もいない閑散とした寺なのだが、実はこの寺の理由は存在する。長和宮のほうは新竹地区ではもっとも古い媽祖廟なのであるが、でも、なんで名前が「長和」なのかが不思議だ。寺の前にある説明には「船乗りと行商人が末永く仲良くやっていけるようにという意味を込めて」付けられた名前なのだそうだ。水仙宮のほうは、道教の寺にありがちな、学問の神様である文昌帝君と、商売の神様である関聖帝君、そして、海の神様として主神が奉祀されている水仙尊王である。海の海上交通の神様が隣にあり、その隣にも違う海関係の神様が並んでいるというのもおもしろい作りだと思う。水仙尊王は、歴史上や伝説の世界で水に関わった人物で神様扱いになった総称を指すようである。
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長和宮のほうに入ってみると、媽祖の前に、なにやら寺に奉納されている物体としては、異質なものがあった。万博の台湾館に展示されていた天燈模型というものがあった。なぜこんなものがここにおかれているのかが謎である。もしかして新竹出身の設計者が作ったものなのだろうか?
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新竹 長和宮・水仙宮 北門外媽祖
URL : http://www.hcchg.org.tw/
2 件のコメント:
世界中を旅されているようで羨ましいです。
長和宮、水仙宮の記事の内容、私のブログに借用させていただきました。
http://foveon623.blog119.fc2.com/blog-entry-62.html
コメントありがとうございました。
ご自由に内容をお使いくださいー。
台湾に関する情報をお持ちのようですね。私もこれから参照させていただきます。
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