台北松山空港に到着したのだから、空港に近いところにホテルを予約したいのは当然である。空港から近いところということで真っ先に浮かんだのは、またしてもランディス台北である。あとで考えたら、もっと近いのは、前にも泊まったことが有る「台北馥敦飯店-復北館」だと気づくが、予約するまでは全く頭によぎらなかった。
ランディス台北は、初めて泊まったときにとても良い印象を持っているホテルで、部屋も大きいし、ホスピタリティがとても良い所なので、これまでは1つの欠点を除いてよいところのホテルとして自分の中ではランキングされている。なので、前回親と一緒に台南と台北に来たときにも、もちろんこのホテルを選んだ。その1つの欠点というのが、どのMRTからもめちゃくちゃ遠いという不便な点あった。台北市内であればタクシーに乗れば全く関係ないではないかと言われたらそれまでなのだが、それは円高になっている場合は良い。前みたいに1台湾ドルが4円もする場合だとかなりの出費になる。しかし、その欠点も既になくなってしまった。というのも、最寄の駅として行天宮に新しい地下鉄路線である盧洲線が開通したからである。これが開通されたので、今までとても行き難かった行天宮も占い横町も行きやすくなったのは嬉しいことだ。
ランディス台北は、なぜか台北のタクシーで行き先を言うと、絶対通じないか、「知らない」と言われてしまう。そこで、ホテルにチェックインをするとホテルのカードをもらえるので、それをタクシーに提示することにしている。今回も前回に貰ったカードがあるので、空港でタクシーのおっさんに見せたらOKOKとすぐに理解された。ホテル名は分からなくても住所でわかるのが台北の便利なところだ。タクシーだと空港からはだいたい10分くらいでいける。値段も100元以下。なんと言っても、ほとんどまっすぐ行けば良いだけなので、これほど便利なものは無い。100元以上の値段になったら、それは運転手の腕が悪い。
今回チェックインをした際に、部屋のあるフロアは3階だと言われた。またずいぶん低いところだなと思っていたのだが、「予約されたタイプの部屋が埋まっているので、アップグレードさせていただきました」となぜか言われた。アップグレード?どういう部屋だ?と少しドキドキする。ただし、値段は予約時の値段でいいとのこと。案内された部屋をみて、驚愕した。3階のコーナースイートの部屋だったからである。だから、部屋のひろさが馬鹿みたいにデカい。こんなところ、30人くらいの友達を連れてきて泊まっても、全然寝られるんじゃないのだろうか?というくらいの広さだ。おまけに、ベッドが見て笑ってしまったのだが、天蓋付きのベッドである。なんだか少女趣味というか中国皇帝趣味というか、場違いなところに来てしまった感があった。
部屋全体としては、リビング部分とベッド部分と入口部分が妙な形をしている。感じの凹みたいな形をしているのだ。玄関部分はほとんど全く意味が無い。使えるところはリビングの部分とベッドの部分だが、ここだけでもかなり広いので、荷物をたくさんひっくり返してもまだまだスペースは有る。リビングのほうは壁掛けテレビとDVDのセットが用意されており、ビジネスデスクが用意されている。もちろん、有線ではあるがLANは使いたい放題である。ノートPCを持っていってので、それを無線アンテナの基地にして、iPod Touch を使って、部屋の中を歩きながらやテレビを見ながらネットに繋げて、翌日の予定とかを考えていた。バスルームもまた広い。トイレと一緒になっているのは仕方ないとしても、バスタブはあるし、シャワーは、バスタブの中で使うようにはなっておらず、日本式のようにバスタブの隣で利用できるようになっていたのは、お湯を湯船に入れたままシャワーで体を洗って、また湯船に浸かれるというスタイルができるので、なんだかとてものんびり出来た。アメニティは、シャワー類がすべてブルガリ。たぶん、この部屋だけのことなのだと思う。他の部屋は通常のシャワーセットなので特別だ。ただ、1日だけルームキーパーが間違えたらしく通常のシャワーセットが置かれていた時には、思わずむっとしたが、アップグレードを勝手にされただけなので、別に文句を言う必要は無かった。それ以外のアメニティは普通に揃っていて、これは便利だった。サービスなのだろうと思うのだが、日本語の新聞のサービスは、詳細まで眺めるつもりは無かったのだが、あるのと無いのでは大違い。台湾ではどこかの印刷会社が勝手に抜粋だけ紹介する日本語ニュースもあるのだが、そんなのではつまらない。ちゃんと日経やら読売新聞やらの衛星版を配っているので、これは便利である。台湾にいながらにして、政府が92兆円の来年度予算を馬鹿みたいに採択したのも、新聞を見て知ったことだ。それと、フルーツのサービスはあったのだが、これはあまりどうでもよかった。毎回思うのだが、あれ本当にサービスなのだと思うが、バナナ以外は剥くのが面倒くさいので食べたいと思わない。ボーイでも呼んで「剥いてよ」と頼む勇気も無いし。あと、クリスマス時期だったからか、24日に外から部屋に戻ってきたときに、テーブルに1人用のケーキが用意されていたときには吃驚した。ますますランディス台北が好きになってしまうではないか!
朝食は1階のフロアで採ることができる。バイキング形式であり、ここのウェイトレスの格好が昔風の西洋女中の格好をしているので、コスプレ好きな人にとってはよだれモノだとおもうが、あんまり個人的にはどうでも良いとおもうので写真を撮ったりしなかった。同じ場所は夜になるとジャズバーに変わるので、それなりに内装は豪華で綺麗な感じである。25日の朝は、みんな前日に泊まっていた人たちが食事を採りに一斉に降りてきたようで、初めて朝食を採るために、しばらく待ち行列に加わらなければならないという状態になった。台湾でも日本のちょっと前みたいに、クリスマス時期はカップルでとこかのホテルに泊まるという習慣はあるらしい。
今回の滞在で1つだけ不満な点があった。それは部屋のエアコンが冷房しか効かなかったことである。一応温度調整は効くし、暖房用のスイッチもあったようなのだが、温度を28度くらいにしたとしても、それは送風になっていて、暖房ではなかった。なので、寝ているときにはとても寒くて寒くて仕方なかった。表の気温は10度程度だったので、そのままの気温が部屋の中にも伝わっているようにも思えたのである。
ランディス台北(台北亞都麗緻大飯店)
URL : http://taipei.landishotelsresorts.com/japan/
Address : 台北市中山區台北市民權東路二段41號
Phone : +886 -2 2597-1234
0 件のコメント:
コメントを投稿