どんどん古い新竹の北門の町並みを歩いていくと、なぜかひっきりなしにスクーターに乗った客が入っていく店を発見した。これが新竹ではとても有名な「黒猫包」である。
小さい形の肉まんといったほうが簡単で分かりやすいと思うのが、おなかがいっぱいになっている状態でも、これは1個まるまる食べられる。しかし、中に入っている肉汁というのが、じわーっと染み出てくるので、これもまた美味いし、食べるときには気をつけるべきだと思う。袋に入れて売ってくれるのだが、この袋から取り出さずに食べるべきである。感覚としては、モスバーガーの肉汁ソースがみっちり入っているモスバーガーを袋つきのまま食べている感覚と似ている。黒猫パウツ(饅頭)の由来
清朝末期にある宮廷の侍従(皇帝の食事を用意する厨房で饅頭つくりを担当するチーフ)が、1911年初期福州でパウツを売っていた。それが現在の福州パウツである。あるきっかけで、その担当者が新竹に住み着いて、1人の女性弟子を受け入れた。これが現在の黒猫包の1代目となる後継者である。この女性が美しい人だったということと、その作った饅頭が香ばしくて美味しかった。当時、美男を指す場合「黒犬兄ちゃん」と呼び、美女は「黒猫姉ちゃん」というあだ名がつけられることが多かった。そんな背景だから、店の女性が冗談半分に女性が作った饅頭を「黒猫パウツ」と名づけたのが、現在まで伝わっている黒猫包である。
黒猫パウツが美味しい秘訣
パウツの皮は昔の製造方法を守って、毎回発行させた小麦粉を1ちぎり残して、次回皮造りの生地の種にする方法を採用して、さらに硫黄泉で蒸らして出来上がった美香氏の本場味が実に美味い。パウツの中身は豚肉の脂身と赤みを分けて、脂身を三時間煮込んで油を切り、香気が残り、それから赤身を咥えていれる。皮が薄くて中身がたっぷりの「黒猫ぱうつ」が出来上がる。
値段は1個35元。10個入りの箱だと350元。割引無し。店に記載されている黒猫包の説明をみていると、1個20元と書かれているが、大嘘である。
すごい量の饅頭を買って帰る人がめちゃくちゃたくさん居て、吃驚した。1人で200個とか買っていったひとが自分の前に居て、200個なんか買ったら、もう無くなるじゃないかーとおもったのだが、全くそんな心配は無かった。その人の後で1個だけくださいーというのがとても恥ずかしかったのは言うまでも無いが、10個も要らないのは事実である。新竹黑貓包
住所:新竹市北門街187號
電話:03-523-3560
営業時間:11:00~24:00
定休日:無
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