今回の旅行ではホテルのラウンジを大変よく使わせてもらったと思う。朝出かけて、昼には一旦戻ってきて、ラウンジで休憩して、また午後から出かけるというようなことを基本としていた。しかし、ずっと外に出かけている場合には、夕御飯に行く前に一度ホテルに戻ってきて、ラウンジでのんびりしてからまた出かけるというワンクッションを置くタイミングとして使った。一日中、炎天下の中で歩き回っていると、それは体力的にグッタリ来る。もちろん涼しいところが傍にあればそこに入ればいいのだが、運よくそんなタイミングで休憩するところが出てくるとは思えない。そういう時には、タクシーで一旦ホテルに戻って、そこで休憩するというのもありだろうと思う。なにしろ、タクシーもどんなに乗ってもだいたい100THB程度だと考えれば、便利な乗り物だと思えるからだ。
さて、今回泊まっていたウェスティン・スクンビットのラウンジは朝から夜まで営業しており、いつ行ってもウェルカム状態である。最初は顔なじみでは無いので、どの部屋ですか?と聞かれるのだが、やはり2回目に行くと、こちらはへんてこ3人組の日本人だから目だったこともあろうが、何も聞かれないで「コーヒー?紅茶?」みたいなことを聞いてきた。ここまでホテルの人たちと仲良くなっていれば、なにかあったときには結構頼みやすいと思う。これは心強い。
ラウンジでは時間によって食べたり飲んだりできるメニュが異なっている。朝はラウンジへ入れる人たちだけが朝食を取れるエリアになるのだが、下の階のレストランはメニュが豊富なのだが、こちらのメニュはやはり場所が狭いということであって種類はそんなに多いわけじゃない。が、内容は下の階からセレクトされているものであるので、人込みがたくさんいて下の階はイヤだなーという場合や、高いところから景色を眺めながら御飯を食べたいなーというのであれば、ここに来て朝ごはんを食べるというのはありだろう。
昼間に来ると、クラッカーや軽食を取ることも可能だ。アルコールも昼から摂ることができるので、それはボーイに聞いてみると良いだろう。何杯飲んでもなにも文句を言われないし、追加料金を取られることも無い。あと、軽食の時間帯であれば、是非ホテルのケーキ類を食べてもらいたいものだ。ケーキはホテルとしての違う顔を示すものなので、このケーキによってどれだけ味に煩いところかは押して計るべき指標になると思われる。」
ただ、毎日同じような時間帯に行くと、並んでいるメニュがだいたい同じなので、ちょっと飽きてくるというとても贅沢な悩みに悩むこともあるのだが、別にいいじゃないか。所詮、昼間のラウンジは軽食を取る場所、または休憩する場所でしかないのだから。
夜になると、今度はラウンジは飲みのバーに変わる。基本は飲みメニュであるために、夕食として利用することもできるのだが、そのときには、飲みの附属品となるようなメニュが並ぶ。しかし、そうは言ってもがっつり食べたいひともいるようなので、3種類くらいのメニュのうちの1つは重めの料理が提供されているというありがたいものだ。だから、ホテルラウンジを利用できる権利をもっていれば、外に食べに行かずに、毎日3食ホテルのラウンジで無料で過ごすということも可能なのである。ただし、ホテルの御飯では飽きないという人であればという条件付である。御飯代は意外に結構掛かる。それをすべてホテルのラウンジで無料でお腹一杯になるまで飲んだり食べたりすることができるというのは、同じ金額を払っているよりも得している気がするので、是非ホテルのラウンジを精一杯使ったほうが良いのでは無いだろうか?
もちろん、外部の雰囲気をとか、現地のひとと仲良くなりたいということを期待しているのであれば、ホテルのラウンジは外部の人は使うことができないので、外部の店で飲み食いしたほうがいいだろうし、そのほうが現地の空気を肌で感じることができるものだ。
今回はチェックアウトのときもこのラウンジのカウンターで行うことにした。もちろん荷物は部屋の中に置きっぱなしにしておいて、処理だけ行う。そして、空港へ向かうために下に下りるということをするときに、カウンターの人に荷物を下に持っていくように指示しておいたのだが、まぁ、いろいろな客が出入りするために対応はそんなに早く行わないが、許容範囲のスピードで対応してくれた。一度部屋で帰国用の服に着替えて、出発までラウンジでのんびりするというような使い方もOKなわけだ。外で時間を潰すというようなことをする代わりになんでもラウンジで利用するという方法はとても便利であるが、いちいちホテルに戻ってくるという手間が面倒くさいという人にとっては、あまりメリットは無いことだと思う。ちょっと長居できるような時間で滞在して、のんびり観光を楽しむというひとであれば、絶対ラウンジ利用権利があるタイプの部屋で予約したほうが絶対安いと思われる。
そうそう、言い忘れたが、このラウンジは無料でネットを利用することもできる。もちろんWi-Fiである。日本語新聞も用意されているので、滞在中、部屋に日本語の新聞が配達されていなくても、衛星版の日経新聞や読売新聞が読めるので、結構実は海外に居ながらにして日本の情勢は知ることができるものだ。
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