2012/06/09

JALでバンコクへ


JALの特典航空券でバンコクへ向かうことにした今回のタイ旅行。3人分全員を特典航空券で今回は予約するようにしてしまったのだが、今となって考えてみると、自分の分だけは実費で購入しても良かったかなという気がした。何しろ、航空運賃だけだと往復で3万円。サーチャージとしてとられた値段が32,000円だと考えると、航空券の分だけ安くなったとおもえば安いが、その値段が安すぎるような気がする。一層のこと、サーチャージも含めて特典航空券としてくれればいいのにと毎回思うのだが、どうやらこれはどの航空会社も改善しないらしい。

今回のバンコク行き往復は下記の通りの直行便で予約している。行きは成田からで、帰りは羽田に到着するものだ。特に帰りは日付が変わって、翌朝に到着する便になっているので、夜間飛行で爆睡できない人は、辛い飛行になることだろうとは思う。だいたい出発が23時だから、一番眠いときに出発するということになるからだ。

■往路

6/1(Sat) JL717 NRT 11:00 - BKK 15:35

■復路

6/6(Thu) JL034 BKK 23:00 - HND 06:55(+1)

往路の出発が11時なので、本来ならチェックインなどを考えると9時ごろまでに行けば良いと思っていたのだが、成田までの道は空港バスを使うため、万が一遅れるのに備えて、8時くらいには到着する空港バスで最寄のバス停から乗る事にした。バスに乗れば多少朝早いとはいえ、バスの中で爆睡していれば空港まで勝手に運んでくれるからである。バスはスムーズに空港までいき、予定通り8時ごろには到着した。特典航空券で、座席は先に決まっているので、そのままチェックインカウンターに向かうのだが、JAL便で海外に出る人たちは中途半端な時期だったとしても結構いるようで、ちょっとだけ空港カウンターで並んでしまった。しかし、ここで全然頭になかったのは、自分はJALカードのゴールドにこの回の渡航から換えたので、それであれば、ビジネスクラスのチェックインカウンターで処理することが可能だったのだ。なぜ、その特権を使わなかったのか、自分が馬鹿だなーと本当に思う。

3人だがトランクは大小の2つを預けることにして、さっさとチェックインを完了。並びで窓から3席にしたのだが、結果的にはバンコクまでの飛行機はかなりスカスカだったので、3席を2人で使うような並び方にしてしまってもよかったのではないだろうか?と飛行機に乗ってから感じた。

チェックインが終わったあとは、そのまま空港内をうろつくというのが定番だが、今回はカード会社のラウンジを使ってみることにした。本当なら航空会社のラウンジのほうが断然質が良いのは分かっている。カード会社のラウンジだと、誰でも金さえ払えば利用可能なのと同じなので、質が悪い。ここで言うところの質というのは、サービスの質ではなく、客層のことである。もちろん、カード会社のラウンジのサービスは、無料で提供されるのは新聞や雑誌の閲覧とネット接続と、種類の少ないノンアルコールくらいである。あとは1杯だけのアルコールは提供可能のようだ。空港ターミナルの4階にあったラウンジに行ってみた。自分以外の両親分は1人1000円で利用可能。でも、同じ1000円を払うのであれば、不二家レストラン等のほうが断然良かったかもしれない。いちおう珈琲やオレンジジュースなどのようなものは、無料で何杯でも飲むことができる。それと、食事は一切持ち込みは禁止だし、ラウンジでの軽食の提供も一切ないというところに、1000円も払っているというのは、どうも分が悪いと思う。これはカードホルダーが無料だから使えるというだけの特典だとは思う。まぁ、試しにそういうことが分かっただけでも良いだろう。
ラウンジを出て搭乗口に出向いたのだが、これが空港ターミナルの中で一番遠い場所にあるゲートだった。歩いても歩いても全然到着できない。一番端っこのゲートを使うなんていうのは実は初めてだったので、歩くだけでドッと疲れた。しかし、ゲート前の待合室のところに行ったときに驚いたのは、搭乗予定者の少ないこと、少ないこと。これで本当に全部か?というくらい少ないのである。ビジネス客半分、バカンス客半分といったところだろうか?明らかに服装が違うので、どちらの客層なのかというのがよくわかる。

さて、昼便で乗ったので、搭乗してしばらくすると昼ごはんのサービスが始まる。JALなのでCAの基本言語は日本語。両親もいろいろ注文する際には日本語で可能だからサポートする必要が無いので便利だ。ただ、CAは全員日本人かというとそうではない。バンコク便はタイ人のCAが乗っているみたいである。綺麗な日本語の発音をしているのだが、ちょっとだけ微妙に発音が違うからである。

往路便の昼ごはんのメニュは2種類である。メインが豚肉か牛肉かということだったが、そのほかは全部同じ。写真の通りである。見た目の派手さはシンガポール航空の食事に比べると無いのだが、それでもやっぱり日本的な料理であることは変わらない。

途中、おやつの代わりなのかアップルパイが出てきたときには驚いた。到着1時間くらい前なので、ちょうど日本では3時のおやつの時間帯であることであるからなのだろう。ただ、このアップルパイは飛行機に乗っている間は食べることは無かったが、バンコクに到着したあとにペットボトルの水も含めて大いに役立った。

帰国便はひと波乱が空港にまつわるところで起こった。1つは空港に行く間のこと、もう1つは空港での出来事である。

空港に行く間の事件というのは、バンコクに行ったことがある人であれば想像できると思うが、バンコクの有名な渋滞にド嵌まりになったことである。たぶん渋滞に嵌まるだろうということもあったので、最初は電車を乗り継いで空港に行くということも考えた。しかし、行きに電車でホテルまでいくときに、途中にデカいトランクを持って乗り換える面倒くささと、スカイトレインの混雑振りを考えると、これもこれで大変だなと思ったので、帰りはタクシーで空港まで行くことが良いかなと思っていた。ただ、夕方の帰宅ラッシュの時間帯に空港に向かうということは、渋滞にド嵌まりになることを考えて、通常なら30分くらいで到着できる空港へは、出発の2時間前には空港に到着するようにしたいところだが、どうなるのかわからないので、18時半ごろにはホテルを出発したほうが良いだろうということにした。これが幸いで結局は空港に間に合ったのだが、ホテルを出てすぐから大渋滞に嵌まり、いくら待っても信号が全く変わらないという状態になる。タクシーの運転手も一生懸命裏道を通って、できるだけ信号にぶち当たらないように努力はしてくれるのだが、同じように裏道を通ろうとする車とバイクが狭い道で交差するので、これはこれでまた全然車が先に進まない。これがバンコクの大渋滞かということを、バンコク最終日に車に乗りながら感慨深くしていた。タクシーメーターをこの大渋滞のなかを突っ込んでいたら、全く進まないのにメーターだけがジャンジャン上がっていくことだったろう。このときは、タクシーに乗り込むときに、ホテルの人がアドバイスとして乗る前に交渉性にしたほうが良いといっていたので、値段交渉をしたのだが、タクシーの運転手もあまり行きたがらないこの時間帯の空港行きをしぶしぶ行かせるために、300バーツで決着したのだが、交渉時はちょっとぼられたかなーとおもったが、渋滞のド嵌まり感からすると300バーツでぴったりだとおもった。もちろん空港利用税の50Bも含めた値段である。結局空港までは1時間半もかかって到着した。

2つ目のトラブルというのは、空港のチェックインカウンターで大きいほうのトランクを預けようとしたときである。1人あたり20kgというのは頭にあったが、3人いるので、2個のトランクで60kgまでOKなのかとおもったが、実はそういう計算になっておらず、1個あたり20kgというのが正確らしい。トランクは8kgオーバーであったため、「トランクの荷物を8kg分減らして貰うか、追加料金を払ってください」とのこと。減らすといっても、結局手荷物として持ち込むのに8kg分を持っていくのは結構面倒くさい。係員はコンビニで袋を買ってくればいいといっていたが、8kg分を入れる袋ってどんなものだろう?だいたいが服が重いのである。面倒くさくなったので、係員に「じゃ、払うから」という話をしたら、ここでは払えないので、特定のカウンターを教えるからそこで支払い処理をしてくれとのこと。いまチェックインの手続きをしているところが、支払い処理をするための書類を書いてくれて、それを特定のカウンターにカード払いをして処理をする。処理をした証明書をカウンターから貰い、それをチェックインカウンターに渡すという代物だ。値段にしたら5800円程度だったので、まぁいいかとは思った。これが数万円単位で追加料金を取られるんだったら、めちゃくちゃ頑張って荷物をトランクから減らそうとしていただろう。幸い、このとき、チェックインカウンターはあんまり人が居なかったので、カウンターの人も暇そうにしていたからいいが、これがゴールデンウィークの日本人がたくさん出かけているシーズンだったら、きっと「邪魔だよ、ボケー」と罵声を浴びさせられるだけだなーとおもう。

帰国便は日本到着前に朝食がでてくるのだが、その写真を撮るのは忘れた。ほとんど寝ぼけていたのと同じだったからである。ただ、おかゆみたいなのが出てくれば良いのにとは思ったが、エコノミークラスでの移動なのでさすがにそこまで手はかけられないことだろう。

ただ、ラッキーなことに、羽田到着直前に飛行機は富士山傍を通るようだったので、雲から浮かんでいる富士山のあたまが綺麗に出ていた。たまに、気の利いたパイロットだと、晴れた日の富士山上空を飛ぶ路線を通ってくれる場合がある。このときには、富士山のてっぺんの御碗のところを眺めるのは楽しいと思うが、そこまでのチャンスは無かったとしても、眠い目を覚まさせるにはすばらしい景色だったことは確かだ。ありがとう、お天道様。

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