今回のバンコクでは、スクンビット通り沿いにあり、スカイトレインのアソーク(Asok)駅にほぼ直結しているウェスティン・グランデ・スクンビット (Westin Grande Sukhumvit)にした。スカイトレインの乗り場に近いということは、このスカイトレインで移動するところであれば、とても行きやすいということが考えられる。また、アソーク駅は、直結はしていないのだが、地下鉄スクンウィット駅への乗換えがとても便利であるため、地下鉄で国鉄ファランポーン駅周辺に行くようなことがあった場合にでも実はとても便利なところだといえよう。それでこのホテルにしてみた。同じアソーク駅に近いところとしてはシェラトンもあるのだが、シェラトンのほうが断然高かったので選択しなかった。バンコク価格だったら、シェラトンでも良かったかもしれないなというのは後で分かった。シェラトンは駅から屋根付きの渡り廊下みたいなところと直結しているので、雨に濡れずにそのままホテルの中に入ることができるのだが、ウェスティン・グランデ・スクンビットは、残念ながら20歩く らい屋根アリの場所から外に出ないといけない。更に言うと、トランクを持ってホテルに向かう際に、駅の改札口を出るときは良いのだが、渡り廊下から地上に降りるときに、エスカレータもエレベータもないので、階段を荷物を持って降りるのは面倒くさいという難点はある。が、難点はそれだけだ。
ホテルの部分は建物の7階以上の部分からにあたる。1階のタクシー寄せ以外のところ以外は、併設しているスーパーと事務所に使われているようだ。したがって、チェックインをする場合には7階に一度エレベータで上がってから行うことになる。なぜか、ドアマンたちは、荷物を上に持っていってくれないのだが、このあたりがもうちょっと改善して欲しいところではある。
7階のロビーエリアはとても広くて、すごい団体がいっきに泊まりにきても対応可能なくらい広い。が、ここがホテルの玄関みたいなものなので、これくらいの広々とした様子がないと見栄は晴れないんだろうなとは思った。そしてフロントでチェックインをしようとしたら、上の階でチェックインしますので、そちらにご案内しますと言われてしまった。そう、今回は両親もいるし、部屋をちょっと大きめにしたこともあるので、エグゼクティブフロアーにあるラウンジでお茶を飲みながらチェックインをするということになった。
ラウンジで一通りの手続きをしたあとは、そのまま荷物を持たずに部屋へご案内。22階フロアにある部屋に案内されたのだが、これがまた想像以上に広い部屋でびっくりした。
まず、リビングルームのほうは真ん中に追加ベッドを置いたとしてもそれでも余裕にスペースが取れることができるほど広い。部屋の隅にはビジネス用のデスクが用意されており、部屋の中は有線・無線ともLAN環境があるので、それを無料で利用することができる。滞在中はポッドキャスト等をガンガンにダウンロードしていたのは言うまでもない。そして、テレビをはさんで別の壁のほうには、部屋の中で利用できる食器類やコーヒーメーカー類が置かれていた。もちろんウェルカムドリンクも用意されている。更に言うと、1人1本のミネラルウォータがこの部屋に置いてあり、それだけでも十分だったのだが、隣りの寝室のほうにも、さらにバスルームにも人数分の500mlのミネラルウォータが置いてあったため、まったく滞在中はミネラルウォーターを別途買わないといけないということに至らなかった。毎日毎日それだけの本数を用意してくれるので、本当に水には困らなかったし、このおかげで滞在中は水によるお腹を壊すということも出くわさなかったのではないかと思われる。
寝室のほうはダブルベッドに広いクローゼットが存在する。こちらのほうにもテレビがあるのだが、そういえば、滞在中はあまりテレビを観なかったような気がする。なぜなら、日本語のテレビはNHKの海外用衛星放送の番組しか観られないからだ。それに部屋にいる時間はどちらかというと、寝る準備のためにいるときくらいしかおらず、あとホテルにいるときには大抵ラウンジに居たからであるというのもあろう。寝室のベッドはヘヴンリーベッドであるので、世界中のウェスティンに泊まったことがある人は体験できるあの寝やすいベッドであるから、疲れた体で眠るにはとても快適だったに違いない。クローゼットのほうも、3人分の着替え等の荷物をトランクから全部出して入れられるだけのスペースがあるので、とても使いやすかった。トランクは自分の鍵で開けられる金庫として使い、部屋に備え付けになっている金庫箱は絶対使わないようにした。
お風呂は湯船とシャワールームが別になっているので、これもとても使いやすい。そしてトイレも別になっているのだが、実はトイレはバスルームとリビングルームのほうと2個あるので、誰かが化粧などのセットをして洗面所を使っているときに、リビングのほうのトイレを使って用をたすということもすることができるのがとても便利だった。アメニティについてもウェスティンの特有の緑系統のセットが用意されているため、アメニティを朝と晩の2回追加してくれるから、そのたびに全部貰ってくるので、また家の中にアメニティセットが増えてしまった。したがって、家のシャンプーやコンディショナーや石鹸類は全く買わないでも済むようになってしまった。
朝食はラウンジエリアでも食べられるのだが、やっぱり料理の種類は全く少ない。ということで、結局毎日レストランフロアはフロントがある7階にあるので、そちらのほうにいくことにした。さすがウェスティンというくらい、その朝食メニュはバイキングではあったが、めちゃくちゃ種類が多くて、全部の種類を滞在中に食べまくるということは結局できなかったと思う。タイはタイ文化と中華文化と西洋文化が混ざっているようなところなので、それぞれに言及した料理があるため、パン食のひとも御飯食のひとも麺食のひともあらゆるひとの対応ができるようになっている。是非ここに泊まった場合には、いろいろな種類のバイキングメニュを食べてみてほしいとおもう。
ちなみにラウンジでの朝ごはんは、種類が少ないのだが、それでも下のフロアと同じような料理はある。味は変わらない。ただ、喧しい一般客はやってこないだけのんびりした気分で御飯が食べられるというのが特権だろうか。
ホテルは6月1日から7日までの予約だったのだが、実は2泊したら1泊無料になるタイプだったので、結果的には7泊のところ、4泊分だけの宿泊費で泊まることができたし、6日の夜にはバンコクを出発することになっていたので、本当は6日の夜はホテルに泊まらないのが普通なのだが、6日は泊まるようにしていれば、7日の朝までは実質部屋は使えるため、6日の夜半のギリギリまで部屋を利用することができるところが特権だろう。結局6日の18時半までホテルに滞在していたのだが、チェックインの時に「6日の18時半ごろまでしかいないんですよねー」といっていたら、すごく納得していた。たぶん、同じようなホテルの使い方をする日本人が多いのかもしれない。バンコクはいつでも蒸しているところなので、帰国前にシャワーくらいは浴びたり、昼間の服装とは異なる別の服に着替えて帰りたいと思うに違いない。そういう人がほとんどだとは思うが(たぶんバックパッカーのひとは違うだろうが)、やっぱり着替えてさっぱりした格好で夜間飛行に乗るほうが気持ちが良いに決まっている。
そういえば、滞在中に事件が発生した。それは部屋の隅っこによーくみると蟻が大量発生しているのである。最初に「部屋に蟻が大量に発生しているから駆除してくれ」と頼んだのだが、確かにハウスキーパーからの置手紙として「駆除しました」というのがあったのだが、それでもその夜にはまた発生していた。あれは絶対蟻の通り道になっているんだとおもい、ビルの元から駆除しないとだめなんだと思った。そこで、帰国後、ホテルからのアンケート調査のときに「蟻に泣かされて、駆除依頼したのだが、全然駆除になっていなかった」というのを述べることにしたが、それに対する反応として「善処する」だけであり、今度無料で泊まってくれというような特権みたいなのはなかったのが残念だ。同じ部屋の2207号室に泊まったひとは、すべての部屋の隅に蟻が蠢いているのをまずは確認して欲しい。東南アジアの国では結構蟻の被害はあるので、黙っていないで文句は言うようにして欲しい。
ウェスティン・グランデ・スクンビット
(Westin Grande Sukhumbvit Hotel)
URL: http://www.starwoodhotels.com/westin/property/overview/index.html?language=ja_JP&propertyID=1446
Address : 259 Sukhumvit Road
Phone : (66)(2) 207 8000
Starwood Preferred Guest
URL : http://www.starwoodhotels.com/
0 件のコメント:
コメントを投稿