フィーラの停車駅は、アムステルダム、スキポールに停車したら、そのあとは、ロッテルダムまで全く停まらない。これがいい。そのあとは、オランダの一番南部にある繁華街のブレダ(Breda)行きの電車であれば、終点のブレダまで停まらない。また電車によってはブリュッセルまで行く電車があり、それならアントワープまで停まらないのだ。通常の電車で言うと、アムステルダムからロッテルダムまでの間は50分以上かかるところなのだが、このフィーラに乗ると26分で行くことができる。30分程度で南部の商業都市ロッテルダムにいくことができるのは超便利であることに変わりは無い。
さて、特急列車だと、日本の場合は車輌の形状も異なったりして、どういう車輌がくるのかワクワクしてきたりする場合もある。特に高速電車であればあるほどそう思い、新幹線でなにがくるかなーというのを考えるだけでもワクワクするのと同じだとおもうが、このあたりは賛否両論があることだろう。フィーラも実は2種類の車輌が存在する。オランダの会社が開発した最新型でスマートな形をしているV250という形式だと、外面も内部の客室も綺麗であり、タリスと比べてもおかしくない。ところがベルギー鉄道が利用しているF140 MSというタイプのものだと、ディーゼル機関車が引っ張っているのか?というくらいの見た目なので、本当にこんな電車で早く行けるのかどうかが乗っていて疑問になってくる。実際に両方の車輌は最高時速も断然違うのだが、V250は最高250km/h、F140 MSは最高160km/hなので、これだけでもやっぱり時間が異なる。どの時間帯にどの列車がくるかはよくわからないが、オランダの鉄道会社に聞いたらそこはわかるかもしれない
今回の車輌は残念ながらかっこ悪い方の車輌がやってきたので、半分ガッカリしたのだが、それはSLの車輌に乗った場合、外からみたときにはいいなーとおもうが、中に乗ってしまえば大して分からないというのと同じように、ボロくみえるほうの電車であっても、内部は綺麗で清潔な車輌であるために、まったく乗っているときには気にしないものだ。もちろん、列車内では、Wi-Fiが完備されているので、走行中でもネットを使えることができるのは便利だ。もちろんこれは無料。オランダの鉄道の標準的に整備されているサービスの一つである。
帰国時にロッテルダムからスキポールまで戻るときにも、フィーラが運行していればそれに乗りたかったのだが、残念ながら早い時間帯だとフィーラが運行されていないみたいで、普通の快速列車でスキポールまで行くことになった。
フィーラ公式サイト : http://www.fyra.com/
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