内部に入るにはミュージアムカルトは全く使えない。ひとり2.50EURの入場料が必要になる。この金額を払ってでもこの中は見るべきかというと、ちょっとカトリックの教会だったらあまりないようなものが結構見られるので、観たほうが良いと思う。
とはいっても、この教会は1940年のナチスドイツによるロッテルダムの徹底的な空爆のために壊滅的打撃があったため、戦後の1950年に建てなおしたものだというのを前提にこの教会を訪問しないとダメだ。だから、結構内部は比較的新しいものばかりであるため、教会ではあるんだが、古くから建っている教会というようなイメージが全くここには感じられない。
全体的には大理石ではないのだが、全部石造りなので、夏だと結構内部はひんやりする。そして、窓はステンドグラスなどのような過度な装飾なんかは全く無い。いたってシンプルである。だいたい中央の祭壇というのはどこなのだ?というくらい分からない。本当にわからない。
ひとつひとつ部分的に見てみることにする。
まずは入口付近のドアを見てみると、壁を床から上の方にかけて聖人たちがずらーっとどういう順番で並んでいるのか分からないが、掲げられている。その無秩序の配置に一体なにを意味しているのか、そしてデザイン性だけを追及しているのか、教会は単なる博物館のような役割にするつもりなのか、全く意味が分からないと思った。
それからろうそくがこれでもかーというくらい並んでいる場所もあり。下のほうのろうそくは火をつけるのは容易いことだと思うのだが、上のほうにある蝋燭に火を点ける場合にはどうしているのかというのは気になる。
さらに進むと、壁に漫画が書かれている場所を見つけた。ここ、教会だよね?と友達と話をしてしまったのは言うまでも無いが、なんでこういうのをここに書きたいと思ったのかがわからない。オランダ人、なにを考えているんだろう?やっぱりカトリックの教会と違って、プロテスタント教会は、公民館や劇場の役割として街の中に存在するという位置づけになっているとしか思えない。
その証拠に、いろいろなところにロッテルダムの芸術家が作った作品が展示されているのだが、これがまた違和感がありすぎて不思議だ。
やっぱりプロテスタントの教会って、どこに行ってもおもうのだが、わけがわからん。
聖ローレンス教会 (Grote of Sint-Laurenskerk)
URL : http://www.laurenskerkrotterdam.nl/
Open : 11:00 - 17:00
Admission Fare : EUR2.50
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