2010/09/07

高鉄桃園駅行きバス(台湾)

桃園空港から台湾新幹線の最寄の駅である高鉄桃園駅までは、直通の路線バスが存在する。空港から台北市内に向かう空港バスが発車するところの並びから出発するので、空港ターミナルに出たら、バス乗り場へ向かっていけば良い。

バスの切符売り場にやってくると、「いらっしゃい、いらっしゃい」とほとんど呼び込みのパブの入り口みたいな呼び込みの切符売りのおばさんの声が聞こえる。なにしろ、同じような方向に複数の会社が競争しているからだ。もちろん、このときも全然関係ないのに、あるバス会社のおばさんに声を掛けられた。「どこ行きたいの?」と聞かれたので「高鉄桃園駅」と答えると、おばさん、残念そうな顔をして「それなら、1番窓口ね」と教えてくれた。

高鉄桃園駅までのバスは1人30元。バスはだいたい10分おきに出発しており、切符を買った際には、何時のバスに乗ってくださいというのが記載されているので、それに従えばいい。さらにバス乗り場には、係員がいるので、そのときに切符を見せればさらにいいだろう。

バスは普通の路線バスであり、途中にどこも止まらないバスというわけではない。桃園駅までいちおう途中バス停があるし、バス内の案内にも停まるバス停の表示が書かれている。しかし、空港から出発したら、途中どこにも停まって降りる人もいないのである。だから、ほとんど直行バスだ。それに、台北とかにいくような長距離バスでもないので、バスの椅子がその辺に走っている路線バスと全く一緒である。もちろん、立ち席もOKである。

バスの真ん中付近は、名目上、車椅子の乗客のためのスペースというのがあり、そこに空港から客は大きなトランクを置くことになっている。ところが、こちらはトランクのタイヤが床に付いたままだと、バスの動きにあわせてトランクがあっち行ったりこっち行ったりする危険から、わざわざトランクをタイヤが付いていない側面を下に置いていたのだが、バスの運転手は、トランクのスペース確保のほうが重要と思ったようで、わざわざ全部のトランクを、タイヤが床に付く側に置き換えた。当然、バスが左右に動くたびにトランクの固まりは動く。最終的には束になってトランクが倒れたから、本当に運転手が何も考えていないなというのがわかった。

バスは空港からだいたい15分程度で桃園駅に到着する。駅舎に横付けするような位置にバスが停車するので、すぐに切符売り場のほうに向かうことができる。

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