朝9時40分発のチャイナエアラインでの台北行き飛行機に乗るために成田に向かうには、うちの近所から出ている空港バスに乗る。2時間前には到着したいと思っていたが、ちょうど良いバスが無かったので、朝一番の5時半のバスに乗る。しかし、運良く高速道路が空いていたらしく、7時前には到着してしまった。こんなに早く到着したら、実は空港でかなり待たないといけないので、邪魔臭い。さらに、チェックインカウンターも、まだ早すぎたのか、営業開始していなかったのには驚いた。
成田のチェックインは並んでいる人がそんなに居なかったので、すんなり手続きが済んだ。しかし、あんまり前のほうではなかったのが気になる。そういえば、チャイナエアラインは、事前チェックインがウェブからできるのだが、すっかり当日まで手続きを済ませておくのを忘れていた。しかし、いちおう並びで窓側3列分を取る事ができたのは良かったと思う。羽根の位置だと、外からの景色があまりよくないのだが、それよりすこし後ろ側だったので、窓からの景色はそこそこ見えていたのはよいと思う。
行きの飛行機は大きな飛行機であったので、3-4-3 の形式だったのだが、あとで記載する帰国便は、A300型だったので、飛行機としては新しいものであったが、足元が狭いというものだった。
チャイナエアラインはデルタ航空が加盟しているSkyTeamの準メンバなので、デルタのカードを持っているとマイル加算ができるのは良い。ただし、すぐにマイル加算が反映されるのではなく、反映されるまでは数日かかることが経験上わかっている。また、搭乗券にも登録番号が表示されることはないので、本当に登録されているのかどうかというのが気になるところだ。
行きは昼ご飯として提供されたのだが、これが結構見た目には重そうな料理だった。2つの種類があって選択性だったのだが、1つはシーフードドリア。もう1つは回鍋肉。どちらを選んでも、昼からガッツリメニュという感じだ。回鍋肉のほうだが、これって、本当に回鍋肉なのか?!というような肉だけメニュという感じで、大抵はキャベツが使われるはずなのだが、それが全く観られなかった。単なる肉料理じゃないかーとおもったのは言うまでもない。ただ、やっぱりチャイナエアラインは料理がエコノミーでも美味いので、重いかもとおもいながらも、ぺロっと食べてしまった。備え付けのパンでさえも、余ったソースをつけて食べるとまた美味い。飛行機は台風が来ていた沖縄あたりでは、かなり揺れていたのだが、それでもエアポケットに入るような急降下は今回は無かったのが不思議だ。そして、台湾近郊に台風が同時に3つも来ているので、絶対台湾到着前の空ではかなり揺れると想定していたのだが、思ったほど揺れることもないし、空港近郊は全然雨が降っていなかった。あれ?台風居ないの?と思ったのは言うまでも無い。
せっかく時間通りに台北桃園空港に到着したというのに、すんなり入国審査を超えられなかったのは別途記載したい。
帰国時の飛行機は行きのときに事前チェックインをしなかった反省から、前日に事前チェックインを試みることにした。ところが、Eチケットだったのにも関わらず、チャイナエアラインのサイトからはチェックインができなかった。詳細はわからないのだが、チャイナエアラインのウェブサイトで購入した航空券でしか事前チェックインができないのだろうか?とおもうくらい、予約IDがサイトに記載されているようなものとは異なるので、入力してもなんの反応も無いのである。そういう結果なのであれば、当日、普通にチェックインするしかないということだ。出発2時間以上前には空港に到着したので、席は余裕だろうと思っていた。荷物をもってチェックインカウンタに行こうとした所、「こちらへどうぞ」と案内する係員が居た。若いがデブの空港職員である。なんだろう?とおもっていたら、自動チェックインマシンが用意されてあり、そこにパスポートを翳す様に誘導する。ところが、このデブ、本当なら乗客がやるべきところを、身勝手なサービスだとおもったのか、デブが3人分のパスポートを処理することにした。自動チェックインマシンなので、最終的には「席はここです」というのが表示されて、乗客に最終確認の「OK」を押させるのだが、その「OK」自体も勝手に押しやがった。そのあと「OK?」と聞いてきたから頭にきた。というのも、チェックインマシンが表示した場所は、真ん中4列席のところを表示していたからである。「そんな変な場所なんかOKなわけないだろう、ゴラぁー!」と、それまでおとなしくしていた天使の顔からいきなり阿修羅の顔にこちらが変化したことに、そのデブがビビったらしく、いきなり先輩職員に助け舟を出した。こちらが剣幕立てて怒っていることは横から見ていてわかっていたようなので、慌てて席の確認をするような処理をしている。ところが、その先輩職員(♀)は「窓側の席は、バラバラでならしか空いてません」と言ってきた。んなわけないだろうー、こっちは出発2時間前以上に来ているのだから、もうそんなに席が埋まっているわけが無い。でも、なにか言うたびに、相手は面倒くさいとおもったのか「没有」とばかり言う。台湾人は、困ったときに、自己責任を他責にして、責任逃れをすることをするのを得意とするひとたちであることを忘れていた。それで、荷物だけはチェックインさせて、いちおう発行した搭乗券だけを係員から分捕って、その場は立ち去った。そのまま引き下がるわけが当然無い。そのまま正規のチェックインカウンターのほうに並んで、改めて窓側の席が空いているかということを確認してもらった。そうしたら、「今回の飛行機は2-4-2の座席なので、並びで3人窓側ということになると、ひとりが通路を挟んで並ぶようになりますがいいですか?」と返答があった。ということは、窓側で並びが取れるんじゃん。さっきのデブとその先輩職員はいったい何をしたかったのだろう。デブもデブで、胸に「見習生」と書いていたのを最後に見つけたときに、「変なデブに捕まった」と後悔してしまった。やっぱり、禿とデブだけは信用してはいけないという自分のポリシーは間違っていなかった。
帰りの便は最新型の飛行機で、全席にポータブルディスプレイが付いているタイプなので、映画もオンデマンドでたくさんのものが観られるのはうれしい。ところが、行きよりも小さい飛行機だったからか、前後の席のピッチがとても狭くて、普通に座っているだけでも、ひざが前の席に当たって辛い。これで、前の人がリクライニングなんかしてきたら、もう足は痙攣してしまうではないかーとおもった。まだマシなのは、シンガポール航空のように無駄にフットレストが存在しているというのは無かったのがうれしい。フットレストなんかあったら、もう足が前の席の下に入らなくて、拷問状態のフライトになってしまうからである。
帰国便の飛行機の中ではあまりにも眠かったので、何を食べたかという写真さえ撮るのを忘れてしまった。
親も親で、これまで無料航空券で行ったものがすべてビジネスクラスのものだったので、ビジネスクラスのサービスが「普通」のものだとおもっているくらい大きく勘違いしていた。だから、帰国便の席の狭さには、終始ぶーたれていた。
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