2010/09/07

祀典武廟(台南)

赤嵌楼の実はまん前にあり、民族路を挟んで建っているのが祀典武廟である。商売の神様関羽を祀っている寺だ。商売の神様なのでいつでもひっきりなしに商売熱心な信者がやってきて、関羽を拝んでいた。

主神の関羽の両脇には、どこの関帝廟にいっても一緒に飾られているのだが、関羽の息子・関平と優秀な部下である周倉がここでも飾られている。そんなに大きい寺でもないように思われるが、実は永暦年間(1647年~1683年)に建てられたとても古い寺であるため、長い間民衆に崇められていたお寺であることは確かだ。だから、日本統治時代に道路拡張計画があって、寺の取り壊し計画があったらしいのだが、周辺住民の猛反対にあって、計画が中止したという逸話が残っているほどだ。

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