タクシーで到着した台南のホテルは、シャングリ・ラ ファーイースタンプラザホテル台南である。台南駅前に存在しているために、台湾鉄道の列車から降りたらすぐにわかる場所に聳え立っている。併設して、資本元になっている遠東百貨店があるので、ホテルに居ながら買い物ができてしまうというメリットもあろう。地下階に行くとスーパーもあるので、水類をここで買ってしまうのもいいかもしれない。
ホテルに到着してチェックインしたところ、すぐに21階の部屋に案内された。しかし、ちょっと待てよ?今回はシャングリラホテルのホライゾンクラブの部屋を頼んでいたはずなので、チェックイン時にも通常のチェックインではなく、クラブラウンジでのチェックインのはずなのだが、ちょっとおかしい。でも、なぜかこの時にはこの事実に気づかないで素直にチェックインしてしまった。ほんと、無知って恐ろしい。
21階のフロアの一番大きな部屋が自分たちの泊まる部屋だった。確かに2部屋あるスイートの部屋で、部屋の大きさがめちゃくちゃ広いので、それだけで満足してしまったというのも、なんだかおかしいなーというのに気づかなかった原因だろうと思う。3人1部屋で予約したために、通常の広さの部屋だと、エキストラベッドが対応できなかったということと、部屋のサイズが小さすぎてベッドが入らないという理由のためだ。そして、普通なら泊まらないと思っているスイートの部屋だったとしても、台南だったからだろうか、朝ごはんが付いても1部屋6000台湾元だったことも安くて選んだ理由である。それも3人で泊まるから1人あたりの値段で考えると、日本のビジネスホテルに泊まっているより安いという計算になる。
部屋は大きなリビングルームが部屋のドアを開けると存在する。リビングルームには、ソファと、ダイニングのテーブルと椅子がある。その前にエキストラベッドが存在していたので、ほとんどソファの意味が無かった。普段はダイニングのテーブルに座っているくらいしかなかった。同じ部屋にはビジネス用のデスクも存在しており、こちらには、有線LAN装置がついていて無料で利用できる。しかし、無線LANは存在しないので、持ってきているPCをルータとして使えば大丈夫だ。また、部屋にはポットと無料のミネラルウォータが人数分用意されており、これを持ち歩いて観光に行けば良い。だから、余分にスーパーで買う必要はなかった。ただ難点は最初はここの部屋にある備品類がすべて2人分しかなかったことである。電話でリクエストすればそれは対応可能だった。ベッドルームとの間にはクローゼットがある。こちらもクローゼットだけで、小さな部屋になるのではないのではないか?というくらいの大きさはあった。こちらにトランクと荷物の服類を全部出して格納していたので、使いやすかった。あとなんといっても、このホテルで提供されていたスリッパが、かなりフカフカしたものであったので、ぜひ家にもって帰りたいと思ったくらいである。ベッドルームのほうは、ダブルベッドになっており、こちらには両親に使ってもらった。こちらの部屋にもテレビが設置されているので、リビングで自分がまだ遅くまで寝ている間でもテレビで情報だけは見ることは可能だろう。ただ、お風呂が隣で併設されているので、両親がすっかり寝てしまっている間にお風呂にはいるときには、お風呂の電気を高校とつけなければいけないのだけは難点だったかもしれない。というのも、ベッドルームとお風呂場の間のドアが曇りガラスの扉だったからである。ベッドの硬さと大きさはとてもちょうど良かったらしいため、両親とも台南滞在中はとても快適だったといっていた。バスルームのほうは洗面台が2個付いているタイプで、これはシンガポールのリッツカールトンと同じである。バスタブは深くて長いタイプだったので、肩まで使ったお風呂に入りたいという日本人には特に適しているタイプだ。だいたい西洋タイプのバスタブだと、浅いだけで肩まで温まることができないのが多い。こちら台南のホテルは肩まで浸かれるし、足ものびのびと伸ばせるという素晴らしいの一言である。それと、シャワールームが別になっているところもうれしい。湯船に入らず、シャワーでいいやという人にとっては、このシャワールームだけ使うのが一番いいだろう。アメニティとして置かれていたのは、ロクシタン。ボディシャンプー、普通のシャンプー、コンディショナーとローションすべてがロクシタンである。これは当然、毎日全部戴いて帰ってきた。次の日にまた全セットが揃っているところが良い。トイレは実は、バスルームとリビングルームの二箇所に存在しているため、夜中にトイレで起きなければならないという親にとっては、便利だったみたいだ。
朝食の場所は10階のフロアである。中華、西洋、和食と全種類が存在していて、何を食べていいのか本当に迷うくらいたくさんの種類だった。パン類に関してもクロワッサンからワッフルまで何でも揃っているし、飯類もお粥から白米から台湾風炒飯、そして極み付けは御稲荷さんまであったので、本当に困った。ホットミールもコールドミールも種類が豊富でどれも美味い。料理のことだけとったら、100点満点である。文句のつけようが無い。ちょっとだけ文句を言えば、これは不本意ながらの評価ではあるが、冷房が効きすぎるということだろう。サービスのつもりなのだろうが、あまりにも冷房が効きすぎるために、朝からフルーツジュースなんか飲む気が全くなかった。熱いコーヒーをがぶ飲みしたいくらいである。だから、朝食から麺類を頼んだのも産まれて初めてだったかもしれない。ただ、ホライズンクラブのはずだったので、本当はクラブラウンジでもご飯が食べられたはずだったんだが、ホテル側はそのことに応えてくれなかった。なので、最終的には帰国後にホテル利用後の調査が来たのだが、これには文句の内容をどっさり書いてやった。クラブラウンジが使えると思って予約したのに使えないというのにも文句があるし、ラウンジが使える金額を払っているのに、使えないからといって金額を返してくれなかったし。
もう1つ文句を言いたいことがこのホテルにはある。最初チェックインの際に「滞在中のコンシェルジェを担当するものです」と挨拶してきた女性が居たのだが、いざひつよな時に電話や直接ロビーフロアにいったときに、全く居なかったのには、あんたの存在意義はいったい何なのだ?と憤慨してしまった。いい加減としか思えない。
ホテルの滞在は部屋は申し分ない。ご飯も申し分ない。ホテルの職員の対応が残念ながら悪かったとしか言えない。ただ、ドアマンだった人の1人は丁重な態度だったのがとても印象的だった。
シャングリ・ラ ファーイースタンプラザホテル台南
住所:台湾台南市東区大学路西段89号
電話: (886 6) 702 8888
FAX: (886 6) 702 7777
URL : http://www.shangri-la.com/jp/property/tainan/fareasternplaza
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