キューケンホフはオランダの中でも有名な観光地の1つなので、オランダ各地から行くことはできるし、ローカルツアーも出ている。アムステルダムの観光案内所(VVV)に行っても確認できるが、「Keukenhof」という幟が出ているので、ツアーに参加したり、またはキューケンホフに関することを聞きたかったら、この幟が出ているカウンターに行くのがいいだろう。ただ、どこでもそうだが、ツアーだと自由が効かないので、気に入ったからずっとその場所にいたいというようなこともできないしのがつらいところだ。
個人で好き勝手に行きたい人だとすると、これもまたいくつか方法があるのだが、アムステルダムからだと、スキポール空港からの直行バス、それとライデン駅からの直通バスというのが存在する。どれもこれもバスを必ず使わないと駄目なのは仕方ないのだが、どこからバスに乗るかによって時間と楽さがぜんぜん違う。
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スキポール空港からは58番系統のバスに乗ってキューケンホフの会場まで行く。この間はノンストップである。通常の路線バスとして運行されているものに、無理やりたくさんの人数が乗るようなものだから、座席数はとても少ない。幸いにも椅子に座れたのであればいいのだが、立ち席になった場合には、約30分くらいのバス旅行を辛抱してもらうほかない。自分たちは幸いにもバスでは行きも帰りも座ることができてラッキーだったが、長時間並んで、さらに立ち席になった場合には「もう帰りたい」という嘆きに変わることだろう。
キューケンホフに到着する前に、高速道路を通るのだが、そのときにも発電なのかそれとも干拓用の水のくみ上げなのかしらないのだが、大きな風車を何台も見かけた。たぶん発電用だとは思うのだが、回りになんにもないところにスマートに立っている様子は、傍に住んでいる人がいたら、きっと低周波の騒音に悩まされるだろうなーという気がする。
キューケンホフに到着したら、そのまま入場口のほうにいくと良い。その点は直行バスはとても便利だ。
帰りは行きに降りた場所付近から乗ることになるのだが、これも行きと同じように結構並ぶ。なにせバスは公式上15分おきに出発しているが、どう考えても15分おきに運行されているとは思えないのである。帰りのときには、後ろに並んでいたおばさんに「もう!ぜんぜんバスが来ないじゃない!」と騒がれて、「まぁまぁ、そのうち来るでしょうから、そんなに怒んないでくださいよー」と慰める場面がった。実はこのおばさん、スキポールまで戻るのはいいのだが、トランジットの時間を使ってキューケンホフに来ているようで、次のフライトの時間が迫っているから、それに間に合うのかどうかでヒステリーになっていただけなのである。タクシーなんか捕まらない場所だけに、交通手段がバスだけだと、なすすべがないから本当に困るのだが、おばさんは結局フライトに間に合ったのかどうかは不明だ。ただ、長い時間おばさんの愚痴を聞かないといけないことに対するイライラは結構あったのは事実だ。
実は帰りのバスを待っている間なのだが、スキポール空港行きのバスを待っている間に、ライデン駅行きのバスが頻繁にやってきていた。ほとんど乗る人がなく、順々に出発していくので、いっそうのことライデン行きに乗ってやろうかと思っていたのだが、往復切符買ってしまっていたので、実はもったいないと思い、我慢強くスキポール行きを待ってしまっていた。確かにさっさとライデン行きに乗っても良かったかなとはおもったのだが、ライデンからアムステルダムに戻るのも少し時間がかかるので、トータル的にはどちらが本当は良かったのかというのはよくわからない。
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