成田発でシンガポール経由のヨーロッパ便を利用する場合、シンガポールのチャンギ空港ではトランジット時間が6時間もある。だいたいこのトランジットの時間を使って夕御飯を食べに行くことにしている。いつもだったら一度シンガポールに入国して、シンガポールの市内のどこかのレストランに行くことにしているのだが、それも最近はシンガポール自体に興味が無くなってきたので、わざわざシンガポール市内に移動する必要も面倒くさいと思うようになった。だいたいタクシーでもMRTでも繁華街に移動するのに20分から30分くらいはかかるからだ。かといって、空港ターミナルのなかのレストランだと、不味いくせに高いだけという、ほとんどボッタクリの店くらいしかないので、行く気が起こらない。
しかし、事前にターミナル内に空港職員専用の食堂があることを調べていたので、今回はそこに行ってみようと思い立った。実は空港職員用の食堂というのは、ターミナル2のところにある。シンガポール航空で到着した場合には、ターミナル3に到着することになるので、ターミナル間移動の乗り物でまずは移動が必要だ。そして、ターミナル2のところでシンガポールに入国する。そのまま税関を何も持たずに税関のところを通り抜けて、迎えの人たちが待っているような場所も通り抜ける。そして、ターミナル2の端っこまで行ってみる。実は、ターミナル内には食堂はこちらという看板が一般人には知られないようになっているのである。一度ターミナルと出るような顔をしてターミナル沿いを歩いていくと、食堂はこちらと書かれている看板が現れる。それが唯一の看板になるので、まずはその看板を探すことにしよう。なかなか大変な仕事だ。
看板が見えたら、その矢印が示すほうに行ってみる。そうすると、地下階にいく階段が表れる。階段を下りていくと、いきなり食堂が目の前に広がる。ところがこれがめちゃくちゃ広いのだ。それも横長に。どっかのホーカーズくらいの広さと屋台の数はめちゃくちゃある。だいたい食べたいと思われる料理はここに来れば存在するんじゃないのかとおもった。ただし、料金については、空港および航空会社関係者の値段と一般人との料金は別になっており、おそらく空港職員用のための食堂であるから生協が運営しているんじゃないのかなという気がした。ここでは以下のものを注文してみる。
・Hokken Prawn Mee : SGD4.00
・Char Kway Teow : SGD4.00
・Lor Mee : SGD3.50
味はまぁまぁいかにもシンガポールのホーカーズにあるような感じだったので、これならマクスウェルフードセンタにわざわざ行かなくてもいいかなという気がした。個人的には海南鶏飯を食べたかったのだが、残念ながらその料理を探しきれなかった。
それにしても、ここの職員用食堂はパッと見た感じだと、どうみても職員じゃないような人が食べにきている。空港にもアミューズメント施設があったりするのだが、そこだと値段が高いので、ホーカーズなみの値段で食べたいというような地元の人たちがやってきているようだ。何しろ、入口のところでなにかの証明書を提示しなければいけないということは全くないからである。
あとで分かったのだが、すべてのターミナルに職員用の食堂があることがわかった。そりゃぁ、そうだろう。ターミナル1の人もターミナル3の人もわざわざご飯を食べるためだけにターミナル移動をしてやってこなければならないなんて、面倒くさいこの上ないからだ。ちなみにどこの食堂も朝の7時から夜の8時までの運用となっているので、24時間使えるというわけじゃないから注意である。
1 件のコメント:
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
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