ドラマの中での主人公であるエルキュール・ポアロ(Hercule Poirot)は探偵として活躍するのだが、もともとはベルギーの警察官。そのあと、持ちまえの洞察力により迷宮入りしそうな事件を悉く手助けすることで探偵としてイギリスで活躍するというもの。ベルギー人であるという設定なので、よく他人の紳士のことを「ムッシュー」という言葉を使って言うところなんか、イギリス人ではないという設定を誇張するものだが、厭味には聞えない。そして、フランス語を話すからといってフランス人に間違われると、めちゃくちゃ怒るのは可愛い。
そんなポアロが住んでいることに「なっている」建物が実はロンドンには実際に存在する。ポアロの家を観に来る人は結構いるみたいで、自分たちが行ったときにも同じように見学に来ている人がいて、さすが世界的に有名なドラマは違うなーと思った。しかしなんでみんなポアロの家の場所なんか知っているんだろう?と思うのだが、やっぱり世界的なドラマだとファンも大勢いるようだし、それに伴ってネットで場所を公開しているようなものもいるので、いまでは簡単に情報が簡単に見つかってしまう。
ポアロの家は、地下鉄バービカン駅(Barbican)から歩いて5分くらいのところにある。バービカン駅は地下鉄の駅なのに、谷になっているからかわからないが、丸の内線の四ッ谷駅みたいに地上になっている部分でもある。でも場所はシティのど真ん中にあるので、なんとなく不思議だし、駅で降りて地上階に上ってくると、周りがビジネス街なので、こんなところにポアロの家があるなんて、なんか雰囲気が違うなーと思うのだが、それは気にしない。なぜならポアロの家は、そんな地下鉄駅前のように喧騒としているところではなく、裏道に入ったところにあるので、表通りと全く違う雰囲気に一瞬戸惑ってしまうだろう。
ポアロの住んでいた家と称するところは、マンションなのだが、曲線を描くような特徴のある形のマンションなので、建物を知っている人だったら、すぐに分かると思う。駐車場と化している広場がマンションの前にあるし、その広場を囲むように他にもマンションが建っている場所があるので、それを探せば簡単だ。
実は自分たちが訪れたときにはマンション自体が補修工事中だったので、最初はどこにマンションがあるのか分からなかったのだが、それでもあの特徴のある曲線の建物をさがすとすぐにわかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿