ケンジントンガーデンズの奥には、ケンジントン宮殿が存在する。こちらは、いまでも王族の一部のひとが住居として利用されているところであり、その部分は拝観できないのだが、マーガレット王女が住んでいた場所だけは、一般開放されているために宮殿内部をみることが出来る。
それにしても、宮殿の裏側にあたる池のほうから入る場合、入口付近のところにヴィクトリア女王の白い石像が堂々たる姿で立っている。が、観光客の多くはそんな石像はあんまり気にしていないようだ。
宮殿内部はロンドンパスがあれば無料で見ることができる。そして、内部は3つのコースに分かれており、そのコースのルートに従って歩いていけば、宮殿内部の様子を眺めることが出来る。ここの宮殿は一時期故ダイアナ妃が住んでいた場所であることは有名なのだが、そのためか、見学コースの中には、ダイアナ妃が着ていた服が展示されていたりする場所がある。
そんなに驚くほどすごいものが展示されているというわけじゃないのだが、王家の一部がここに住んでいたというのは展示されている品々を見ていればよくわかる。ただ、普通に生活をしていたというものであるため、見せるためのモノというのを置いているわけじゃないから、その質素感が妙にみすぼらしく見えてしまうのはなぜだろう。そのなかでも、エリザベス女王が即位60年を経過したからかもしれないが、どこの部屋に行っても、エリザベス女王マンセーというのを示すがごとくの様子がたまに見えるのが、なんだかイライラしてくる。
この宮殿には併設されているオランジュリーという名前のカフェがある。このカフェは店としては白を基調とした綺麗で広い店構えなのだが、正直、味はどれもこれもマズい。アフタヌーンティを楽しむ場所でもあるのに、そこで提供されている紅茶がクソまずい。なんでこんなに紅茶なのに不味いんだろうというくらいマズい。このときには本当に紅茶だけしか注文をしなかったのだが、他の客が頼んでいたのはアフタヌーンティであるため、スイーツと紅茶のセット。このスイーツは美味いのかどうかはわからないが、セットメニュなのに、すごい値段が高くて、そんな値段を払ってまで食べたいとは全く思わなかった。しかし、これだけマズいところなのだが、人がたくさんやってくる。というのも、宮殿の中も公園も含めて、近くにお茶を飲める場所が全くと言って良いほど無いからなのだ。だから、時間によって結構待たされることになるときはある。
それだけ悪口ばっかりを言っても仕方ないのだが、店員の接客だけは素晴らしいと思った。
ケンジントン宮殿(Kensington Palace)
URL : http://www.hrp.org.uk/KensingtonPalace/
Open:10:00 - 17:00
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