2010/09/30

サン・ジャウマ広場(Barcelona)

メルセ祭りの際に、一番のメイン会場になるのはなんといってもサン・ジャウマ広場(Placa de Sant Jaume)だと思う。この広場はそんなに広いわけでもないのだが、祭りの際には巨大人形像や人間の塔が行われるのはこの広場だからである。

この広場、建物の見地から言うとなかなか面白く、自治政府庁(Palau de la Generalitat)と市庁舎(Ajuntament)が広場を挟んで向かい合わせに建っている。自治政府庁のほうが建物の内部は開かれていて、祭りの時期には中にも入ることができる。そして、二階部分から偉い人たちが見物している風景もここから眺めることができる。だいたい広場には出店があることが一般的だが、ここにはそんなものは存在しない。やはり役所の傍だからあまり汚らしいものは出せないというお達しがあるのかどうかはしらないのだが、オープンカフェみたいなのは一切見られない。だいたいそんなものが出ていたら、広場はあっという間にオープンカフェで埋め尽くされてしまうくらいの広さだからだ。

またこの広場は広場だけではなく、王の広場から続く小道についても見逃せない。道の両側が高い建物に囲まれていて、まるで渓谷の中を歩いているような道ではあるが、建物間を渡る渡り廊下のところの装飾はまずは見て欲しいところである。だけど、この道についてなんの印象もないようにたくさんの観光客が歩いているので、すこし残念である。普段はきっと静かな広場なのだが、祭りの時には脚の踏み場も無いくらい観光客でいっぱいになるので、背の低い人は満員電車の中で祭りを見なければならない状態になるので大変だろう。ましてやトイレなんか無いので大変だ。それだけ祭りのときには重要拠点になるので、この広場の位置は祭りの前には調べておきたいところだ。

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