スペイン滞在中にホテルの部屋やレストランで食べるときに飲んでいたビールは、正直あまりたくさんの種類を試してみることはしなかったのは、あとから考えると残念だと思った。スペイン自体があんまりビールの国という印象がないのだが、それでもスペインのビール消費量は、日本のビール消費量の1.2倍もあるので、ヨーロッパの中でも実際にはかなりのビール大国である。スペインはビールよりワインというイメージがあるのだが、それを払拭しないといけない。しかし、ベルギーのように、あちこちに地ビールがあるような場所ではないらしく、どちらかというと、日本のように大きなビールメーカーがいくつかの種類のビールを発売しているという形式のような気がした。
■ Cruzcampo
ジョッキを掲げた赤い服を着た男の人がトレードマークになっているのがクルスカンポ(Cruzcampo)というビール。イギリス人のRoberto OsborneとAgustin Osborneというおっさんたちが1904年にセヴィリアで作ったビールで、現在はアンダルシア地方の代表的なクラシカルビールになっているものだ。しかし、現在はハイネケングループの中に属しているのだが、その前はギネスビールのグループに属していたものである。ハイネケンの中に入ったからといって、味がハイネケンになったわけではなく、製造された最初のままの味が継承されている。特に良く飲まれているのがアンダルシアの人たちの間なのだが、クルスカンポはスペインの自慢の飲み物だーと誇りに思っているほどであるし、ヨーロッパの中でも他の国でも飲まれており、ヨーロッパのベスト10ブランドのひとつになっている。
味は日本のラガービールのような味がするため、少し苦味が強い。日本のビールに慣れているのであれば、のみやすいビールなのではないかと思う。個人的にはピルスナー系統のビールのほうが好きだったので、あまりたくさんは飲めないなとおもった。
■ Mahou
街中を歩くと結構目に付くのが「Mahou」というブランドのビール。そのまま読んでしまうと「魔法」になるが、スペイン語なので「h」は読まないので「マオウ」である。ここのビールは、実は別のマークである「San Miguel」と同一の会社である。元々は違ったのだが、合併して1つの会社になったみたいである。自分が飲んだときの写真を撮るのをすっかり忘れたのだが、このマオウは、スペインのシェアではかなり高いようで、どこかのウェブサイトには全体の30%はマオウのビールであるというくらい、どこにいっても見かける。そして味はこちらも cruzcampoと似たような味がする。
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