2010/09/29

マドリードのタクシー(Madrid)

マドリードのタクシーは、白地に赤い斜めの線が入っていて、まるで納車前のナンバープレートみたいな感じの車が特徴である。これ以外の車のカラーリングはタクシーではない。なので、このカラーじゃないがタクシーのふりをしている車がいたら、それは白タクである。

空港とホテルの間の行きと帰りに、タクシーを利用した。空港からホテルに行く際には、当日自転車レースが街中を使っていたこともあるので、すごい遠回りをしたため32ユーロかかったが、帰りの空港までは、朝7時ちょっとすぎにホテルを出発したこともあり、まだ世の中は働くという時間帯じゃなかったということもあるのだが、25ユーロで行った。空港とホテルの間は行きは約30分くらい、帰りは20分くらいの道のりである。地下鉄を使った場合も乗り換え、乗り換えをするとそのくらいは掛るだろう。

行きも帰りも良いタクシー運転手に当たったと思う。行きのタクシーの運転手は、ホテルの位置がある場所がよくわからず、他の運転手に「どうやって行けばいいんじゃい」と聞きまくっていた。場所はそんなに難しい場所ではなかったのだが、ちょうど自転車レースにぶち当たってしまったので、それを回避するための道路をどう使えばいいのかというのを気にしているようだった。でも、このタクシーの運転手はスペイン語しかわからないようで、できるだけこちらに何か伝えようとしているようなのだが、残念ながらこちらはスペイン語が全く分からない。たぶん後になって考えてみると「今日は自転車レースがあるんだよねー」というようなことを言っていたんだろうが、そのときに「Fiesta」という単語はわかったので、ははぁーん、なにかの祭りかなーというくらいしか理解できなかったのだが、そのほかの単語が分からなかったのは残念。おじさん、ごめんねー。

帰りのタクシーの運転手は、雰囲気がドイツ人っぽく、ハンドルを持つと、レーシングドライバーのようなテクニックで、ぐんぐん他の車を抜いていくわ、スムーズに道を進んでいくわで驚いた。顔つきもまるでドイツ人で、映画「トランスポータ」の主演である ジェイソン・ステイサムに似ていた。

スペインのタクシーはメーターはいい加減だわ、遠回りをわざとするわと、気をつけなければならないようなタクシー運転手がたくさんいるものだとおもっていたのだが、それを全部払拭してくれるドライバーに当たったので、好印象だった。メータもインチキをしないのでよかったと思う。

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